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機械設計メモ2

・生産技術/製造技術

なんとなく思うのは、生産技術が自動化させてる会社が成長しているということ

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今日は「なんとなく思うのは、生産技術が自動化させてる会社が成長しているということ」というお話です。

この記事を読まれる方に、先にお伝えすることがあります。僕はそんな偉そうなことをいう立場ではないですし、この業界を変える力もありませんのでただの独り言だと思って読んでいただければと思います。

 

会社の自動化=成長

今勤めている会社は、当初機械設計と組立工数派遣だけの予定で会社をスタートしましたが、気づけば工場引っ越したり、物も買い装置メーカーとして比較的大きな事も背伸びしながらやるようになって来ました。

そんな中、お客様の工場に入ることも多く、どうしても「どこまで自動化が進んでいるのか」って、つい比較してしまう部分があるんですよね。

 

「しょうがないです。見ちゃってるんですもん。」

その中で理解できた事は「会社の自動化=成長」だと言うことです。人が介在していない自動工場は素晴らしいです。

 

自動化=生産技術の技量

そんな自動化も、生産技術の方の技量に左右されると思います。ここでいう技量とは、設計能力などの単独スキルではなくて、コミュニケーション能力だったり、マネジメント能力だったり、幅広く深い部分を総合して「技量」と言っています。

僕ね、生産技術ってものすごい大変なお仕事だと思ってるんですよ。

会社の方針をクリアするための機械設備を予算内でまかなって、更にその成果を結果に反映させないといけないわけです。だから、生産技術の技量で会社の自動化や、その成長具合が変わってくると思います。これ、こういった製造業で凄く重要なポイントだと思うんですが、いくらマネジメント(お客様・部下への対応力)が出来る人が居ても、実務をこなす人材が最高のパフォーマンスを出し続けないとだめなんです。

生産技術って、とても重要なポストですよね。ちなみに、生産技術と製造技術は全く違うお仕事になりますのでよくわからない人は「生産技術と製造技術の違い」を参考にしてみてください。

 

難しい自動化は手離れが悪い。だからこそやる

ほぼ全ての会社さんが「自動化したい」と願っていると思います。自動化が進まない理由は簡単で、やり方を知らないただ一点だと思います。

「コストが掛かるからなぁ」と、やる前からやらないのはよく聞く話です。そのやり方を知っていて自動化をしている会社さん同士でも、自動化のレベルに差があるんです。それは手離れしにくく、難しい自動化にチャレンジしているかどうか。で大きく違います。そしてもう1つ重要な要素は、それを実現するセットメーカーなどの協力会社を持っているかどうかに掛かっていると思います。

手離れしやすい自動化は既に適用されていて、今は比較的難しい自動化の案件が多く残っていると思います。職人技で仕上げる部品や、機器の組立などがそれに該当します。品質を満足できる能力を持った機械を作るのは出来ますが、人のカン・コツの部分を機械に置き換えるのが大変だからです。

そういった難しい依頼はあります。ものすごい沢山あります。

そこにセットメーカーが手を出さない理由は、難しくなればなるほど検収条件がゆるいほうが良いのですが、過去の検収条件がそのまま適用されている仕様書だったりすると、始めからやりたがらない会社が多いですよね。

 

「この検収条件厳しくね?」

 

となるわけです。危険すぎるんです。しかも設計などの不具合による1年の無償修理保証付の条件ですとさらに手を出しづらいですよね。おそらく、そんな感じで多くのセットメーカーが手を出さないじゃないかと思います。あと、技術継承が出来ていない会社さんも多く、そこまで頑張れない所も多くなってきています。じゃなきゃ新参者の僕らには仕事は来ないはずです。

ですので、自動化が進んでいる会社さんは、難しい自動化にトライし、その中のトライ&エラーから「やり方」を見いだしているんだと思います。それは協力会社も含めた総合的なやり方です。

 

ただのボトムアップは失敗する

これ、非常に言い難いですが、勇気を振り絞って言葉に換えてみます。

 

「中途半端なQCサークルは確実に失敗します!」

 

実は以前、ある企業に勤めていたことがありました。そこは自社製品を持つのと、その自社製品の部品加工用に加工機を持ち、そのついでに加工品を受注している会社でした。そこにはQCサークルというものがあって、その地域の大会もありました。

始めは「凄いなぁこの会社は~」なんて思っていたんですが、後から気づいた事で「これって会社にとっては無駄な仕事だなぁ」と思うようになりました。これがこの見出しである「ただのボトムアップは失敗する」ということです。QCサークルで上手くいかないよねといった実感を得ている人は多いと思います。

 

引用:QC検定3級対策。基本語句のまとめより

「QCサークル活動の心構え」と進め方

方針管理は経営幹部が行ない、日常管理は管理監督者が行なうがQCサークル活動は小集団活動とも呼ばれ「一般従業員が行なう組織活性化活動」である。※職場長以下のメンバー構成、心構えとして、自己啓発の場、自主性を尊重する、グループ活動、全員参加の活動である、QC手法を活用する、職場に密着した活動である、活発化し、永続性を持たせる、相互啓発の場所である、創意工夫を怠らない、品質意識・問題意識・改善意識を持つこととされている。

 

「ただのボトムアップは失敗する」その理由は、上記の中にある「方針管理は経営幹部が行ない、日常管理は管理監督者が行なう」という部分がおろそかになっているからです。僕の個人的な考えですが、ここの捉え方がその会社の成長に大きく影響していると思うんです。ここはまたいつか記事に出来たらと思います。中小企業の深い深い闇がありますからね。

 

会社の自動化(成長)を進めるなら手に入れるべきは生産技術

こんな偉そうに言って、本当にすいません。

生産技術と製造技術の違いを理解できている方はお解りになっていることかと思いますが、製造技術ばかり増やしてもダメなんです。と、言いますか、製造技術が増えてしまうんです。どうしても。

製造技術の能力を生産全体へ影響させるのが生産技術のお仕事なので、優れた製造技術さんが居るだけでは個の生産性が上がるとは思うんですが、他の部分でのロスにより消えてしまいます。

ですので生産技術をいかに充実させるのかがカギです。きっと。

 

生産技術を勉強する場所

ここまでは言いたい放題言ってきましたが、それだけでは勝手すぎるので、生産技術の勉強が出来るセミナーを少し記載しておきます。

 


※長期設置にあたり、相手側のリンク先移動などによるリンク切れが起きましたら申し訳ございません。

※中には終了しているセミナーもありますが、参考までに記載しています。

※その他生産技術に関する情報を掲載したい方はお問い合わせよりご連絡ください。追記いたします。

 

期間限定のようです「これからの生産技術者の役割」

期間限定で、生産技術の強力な基礎となる限定特別冊子が日本能率協会さんからダウンロードできます。いつまでダウンロードできるか解りませんが、この記事を読まれた方はぜひ確認してみてください。

ダウンロード先:http://jma-seisan.jp/2016/lp1

 

生産技術に関する書籍

本で勉強される方はご利用ください。生産技術に関する書籍の抜粋です。

 

最後に

実は僕、こんな色々なことを考えているのは、将来(出来れば早いうち)に、セットメーカー立ち上げようとしているんです。その生産技術さんに、本当の意味で寄り添うような会社です。ただ、「やりたい」と思うだけではまず失敗しますよね。やってみてわかることもあると思うんですが、やる前から出来るだけ不安要素を消しておくのは設計と一緒です。

日々色々な事に悩み、自ら体験し、それらをクリアに出来る方法を見つけなければいけないのです。多少無理な仕事だろうが、取って奥にグイグイ入っていって、その奥深くにある本質を見ようと努力しているところです。

あ、ちなみに立ち上げてもこのブログはプライベートな物のままですけどね。じゃないと好きなこと書けませんから笑 このブログももっと奥深いところに足を踏み入れて記事にしていきたいです。

ではでは、頑張ります。




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