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機械設計メモ2

・図面番号管理

設計初期段階での図面番号管理表作ってみました

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今日は「設計初期段階での図面番号管理表作ってみました」というメモです。今回も完全に自分用のメモとして記事を残したいと思いますので、今回も独り言言ってるわぁ~と軽く流してください。

 

図面番号

図面番号を変える事に、とても大きなパワーを必要とする会社さんも多いのではないかと考えています。または、昔決まったルールを若手が引き継いでおらず、都度適当な番号で作業をされているのもたまに見かけます。

私は今回、生産設備における図面番号の付け方を考えて、実際にトライしてみた方法がありますので、今日はそれを記事にしてみました。

但し、これは私が行なっている設計を運用する為に考えた設計初期の図面番号のつけ方であり、一つの形として捉えていただければと思います。(約半年の試用期間を経て満足しているものになります)

 

図面番号を決めるのは大変

私が過去に見てきた図面番号は、6桁なら必ず6桁にする必要があったりしました。中には図面サイズも記載するルールがあったり、同じ製品なのに試作図面と量産図面の違いがあったりです。

しかし、既存の製品に加えて新しい製品を開発し、製造する際には、既存の会社ルールに則る故に図面みても何がなんだか解らなくなっている場合も多いです。特に類似の製品を開発(量産)するメーカーであれば、図面番号のルールは非常に厳しいものかと思います。

私が仕事をしている生産設備においては、それら量産ユニットと違い、その都度必要な組立図の枚数や、組立図の中の更に組立図など、様々な図面を作る必要があります。また、数点で構成される組立図は一人で作業をする場合がほとんどですが、1000点辺りを扱うようになると、複数人で同時作業をするため、

  • 図面番号(モデル名)をどうするか
  • 組立図の番号をどうするか

などの、設計以外の所で時間を管理者が使ってしまい、設計の品質を管理する事が難しかったりします。

私はこれらの状況を体験し、ここ数年モヤモヤしていた生産設備における図面番号の付け方を見直しました。細かい説明はしませんが、試行錯誤した結果、以下のようになりました。(今のところの完成形です)

 

この図面番号管理表を使うタイミング

この図面管理表を作成・使用するタイミングですが、「計画時に作成し、詳細設計以降の全ての作業で使用」します。

 

この図面番号管理表を用いた時のメリット

この図面番号管理表を使った際のメリットをいくつか並べてみようと思います。

 

名前順にすると管理表と一致する

当たり前ですが、名前順にすると管理表と一致します。管理表と一致することには、探す手間や、有り無し、進捗、枚数確認がストレスなく把握できます。

 

最低決めるのはユニットまで。以降は振り分け先で自由に決めてもらえる

これは複数人で設計を行う場合、非常に重要なポイントになります。生産設備は仕様書によって主要工程は把握できます。それは設計管理者の把握している状態と一致します。

詳細に入る頃には、ざっくり書いた計画図も終わり、大分類からユニットの組立図番号まで決められる状態だと思いますが、グループやユニットまではこちら側で決め、後はユニット設計者に任せることができます。それにより、設計管理者はその事に意識を使わなくてよくなります。その先の番号から、ユニットが増えたり、さらに細かい部員になっているのかが後で把握しやすいです。

 

部品図着手段階で管理者が振り分けが可能

部品図を起こす場合、私の場合ですが、部位まで決まったユニットモデルをチェックして、上記の図面管理表でいえば、部位番号単位で部品図を複数人に振り分ける事ができます。最終的に同じ形をしたモデル(組立品)でも、図面番号が適当になっていたりすると振り分けるにも振り分けられないです。そして、振り分けられる製図者は部位番号のモデルを引っ張り出して部品図を起こせば良いので楽ですね。

 

部位まで分ける事で、進捗を細かく把握出来る

設計の時間は刻一刻と期限を迎えてきます。1000点の部品図を一気に出図するのは色々なリスクを抱える事になります。例えば、大量出図することでこんなリスクがあります。

  • 加工対応の為の修正が、逆に大量に入ってくる
  • いつ終わりそうかの目安がない。

これは、手配する側にもリスクだと思います。そのため、出図後に後になってバタバタしている所も多いのではないかと思います。特に、修正作業は「予定外」の状況なので、それ以降のスケジュールが確実にずれ込みます。しかし、このように部位単位まで図面番号を落とし込み、出来上がったモノから手配することが出来れば一度の修正も少なく、混乱はあまりしません。

 

部位まで分ける事で、設計レベルがグッと下がる

大きい設備だから「難しい」「レベルが高い」と勘違いしている方も多いんですが、部位まで落とし込めばかなりシンプルな構造であると思いますので、この状況を作ることが出来れば部品図も難易度が下がります。部品図とは関連する部品同士がどう影響してくるのかも製図者にとって意識するポイントですが関連部品が少なければ楽ですよね。要するに製図者のレベルもあまり気にしなくなります。逆を言えば、部位からユニットに。ユニットからグループへの「繋ぎ部分」の把握と監視が僕ら管理者の役割になります。

 

図面を探すのが早い

図面を探すとき、1000点を越えるような装置は部品を探すのにも大変苦労します。また、数字を読むのも手間ですが、

  • グループ組立図で4桁
  • ユニット組立図まで含めて7桁
  • 部位組立図まで含めて9桁
  • 関連する部品図まで含めて11桁

※案件番号は状況により入れてください。

上記により、文字の多い少ないで組立図なのか部品図なのかが大体は把握出来るようになります。

 

図面番号管理表のダウンロード

ここでは、上記に図面番号管理表をダウンロードいただけます。念のためもう一度お伝えしますが、私が行なっている設計を運用する為に考えた設計初期段階での図面番号のつけ方であり、一つの形として捉えていただければと思います。もし、使えるようでしたらどうぞご利用していただければと思います。

 




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