↑↑複数の単語から検索する場合は「,」で区切ってください。(例:IAI,クリーンルーム,ロッド)

ロボット万能説の勘違い

 

「ロボットを入れれば何でも自動化できる」という「ロボット万能説」の勘違いが、一定の層に広がりつつあります。

しかし、物理法則が働く現実世界では、ロボット(多関節機構)は想像するよりも剛性が低く、ミクロン単位の位置決めや、数百キロの推力での圧入などには構造上向きません。そこを補うためには、ガイドやボールねじ、カム機構などを用いた「専用のメカニズム(治具や専用機)」が絶対に必要です。

この「ロボットの限界を知り、足りない要素をメカニカルな構造で補う設計力」こそが、日本が誇る高品質の源泉です。

そして、「かつての人材が持っていた技術や知識を参照できる環境」こそが、まさにAIやデータベース技術が目指すべき最終形態です。

人が減っても、過去の優れた設計思想(データ)をAIが引き出し、今の若手技術者をサポートする「AIアシスタント化」が、技術消失を防ぐ唯一の現実的な手段だと私は考えます。(2026-03-09)

アーカイブ:2023 2024 2025 2026