↑↑複数の単語から検索する場合は「,」で区切ってください。(例:モーター,イナーシャ)

ヒストリー系CAD vs ノンヒストリー系CAD

 

SolidWorksのようなヒストリー系CADは「論理的な設計」に強く、履歴があるため、「この穴は端面から20mm」という拘束条件を保持できます。1箇所の寸法を変えれば、関連する部品も自動で形を変える「パラメトリック変形」が最大の武器です。

ただし、大規模な装置(部品点数が多いもの)になると、履歴の計算負荷で動作が極めて重くなるのが弱点です。

iCADのようなノンヒストリー系CADは「圧倒的なスピードと軽さ」に強く、直感的に形状をモデリングします。履歴の計算がないため、iCADは世界最速レベルの処理速度を誇り、100万点を超えるような大規模プラントや自動機の設計でもサクサク動きます。

データを蓄積していく上で有利なのは、結論からいうと「蓄積の目的」によって答えが変わります。

「設計のノウハウ(知財)」を蓄積したいならヒストリー系CADが良いです、ヒストリー系データには「なぜその形状になったか」という設計プロセスが保存されているので、
将来、類似製品を作る際に「1号機のデータをコピーして、幅の数値だけ変える」といった流用設計が非常に効率的です。 会社の標準部品や設計ルールをテンプレート化して蓄積するのに向いています。

対して、「完成図面・膨大な過去資産」を蓄積したいならノンヒストリー系CADです。 理由としてはデータサイズが圧倒的に小さく、保存場所を圧迫しません。10年前に作ったデータを開く際、ヒストリー系だと当時のライブラリや参照関係が切れてエラーになることがありますが、ノンヒストリー系は「ただの形状データ」なので、将来にわたってデータが壊れにくく、確実に閲覧・再利用できるという強みがあります。

私が選択しているのはSolidworks。 あなたはどっち派?

(2026-03-24)

アーカイブ:2023 2024 2025 2026