エアコンビネーションの用語メモ

今日は「エアコンビネーションの用語」のメモです。

 

エアコンビネーションの選定や、既存品の確認で目にする機能用語ですが、いちいち調べるのが面倒なのでここで目についたものをメモします。

エアコンビネーションの用語

接続ポートのねじ種類

Rc:管用テーパねじ (ISO 7-1/JIS B 0203)
NPT:一般用アメリカ標準管用テーパねじ (ANSI/ASME B1.20.1)
G:管用平行ねじ (ISO 16030/JIS B 8674)

 

これらの違いは「配管用テーパねじ・接続ねじ(PT/PF/NPT/R/Rc/G)について」で解説しています。

 

 

管接続口径

これは接続ポートの指定種類の中でのラインナップ(サイズ)です。

 

 

圧力計

圧力計はレギュレータの設定圧力や外観上の違いがある。(下記はイメージ)

ケース材質

一般的(型式で言う無記号)はポリカーボネートとなる。 選択肢としては

  • 金属ケース
  • ナイロンケース
  • レベルゲージ付金属ケース
  • ケースガード付
  • ケースガード付ナイロンケース

などがある。

 

 

ドレン排出方式

オートドレンなし・ドレンコック付

溜まったドレンを手動ドレンコックで排出する方式。 ※排出口にチューブ配管はできない

 

 

オートドレンなし

溜まったドレンを手動で排出する方式。

ケース底部に1/8か1/4のメネジが切ってあり、その部分にユーザー側で継手を付けてチューブ配管をする。バルブ機能は付いていないため、バルブなどを取付けないと、常にエアが吹き放しになる。

 

 

オートドレンなし・ドレンコック、バーブ継手付

溜まったドレンを手動でチューブ排出する方式。

ドレン排出用のコック下に外径6mm、内径4mm用のチューブ配管が出来るバーブ継手が付いている。

 

 

N.C.(ノーマルクローズ)無加圧時ドレン排出なし

加圧時にドレンが一定量溜まると自動排出する方式で、ドレンコックを「O」側に回転させると手動でドレンを排出可能。 無加圧時に自動でドレンを排出ししない。

※オートドレンの作動に満たない量のドレンがケース内に残るので運用ルールも必要。

 

 

N.O.(ノーマルオープン)無加圧時ドレン排出あり

加圧時にドレンが一定量溜まると自動排出する方式で、ドレンコックを「O」側に回転させると手動でドレンを排出可能。 無加圧時に自動でドレンを排出する。

入口側で発生したドレンを溜めたくない場合や、凍結によるトラブルを防止したい場合に選択する。 ※使用するコンプレッサが小型(0.75kW、吐出流量100L/min[ANR]未満)の場合、始動時にドレンコックからエア漏れを生じる可能性があるので、N.C.タイプが推奨される。

 

 

排出機構

リリーフタイプ

減圧弁の二次側圧力(使用圧力に減圧調整した圧力)が設定圧力より上昇した場合に、設定圧力以上の圧力を外部に逃がすタイプ。

※減圧弁のリリーフ機能は、二次側の過大な圧力を逃がすには能力が十分ではないため過剰な圧力を防止するための安全装置としては使用してはいけない。必要に応じて別途圧力逃がし弁などの設置が必要

 

ノンリリーフタイプ

減圧弁の二次側圧力(使用圧力に減圧調整した圧力)が設定圧力より上昇した場合に、外部に逃がす構造のないタイプ。

密閉回路や使用流体が外部雰囲気への漏れを嫌うような場合に選択する。

※ノンリリーフタイプの減圧弁では、手動で圧力降下できないために2次側の流体を消費して圧力を逃がす方法を考慮しておく必要がある。

 

 

以上です。