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設計ミスをどう考えてる?

投稿日:2019年4月3日 更新日:




今日は「設計ミスをどう考えてる?」というメモです。先日、設計ミスに対してのご質問を頂きました。頂いたご質問は「設計ミスを無くすために何をしていますか?」という内容でした。

今日は、私が設計している生産設備における設計ミスに関してになりますが、設計ミスに関して僕が考えている事、思っている事をメモしておこうと思います。あくまでも参考程度に受け取ってもらえればと思います。

Free-Photos / Pixabay

設計ミス

設計ミスって、現場では笑いのネタとして、時には納期延長の言い訳として扱われます。我々設計者はそういった現場に遭遇すると大変辛いものです。

まぁ、でもその設計作業をしていたのは自分ですし、ミスがあれば受け入れるしかないです。実際はこの重圧が設計士を強くしているといっても良いですが・・・。私が過去に起こした設計ミスって、こんなものがありました。

 

要求能力に対して満足していなかったミス

  • 機器パワーが足りなかった
  • 機器同士が干渉してしまった
  • 材質の選定を間違えた
  • タクトオーバーしてしまった

 

作業上のミス

  • 発注を忘れてしまった
  • 数量を間違えてしまった
  • 寸法抜けの図面を書いてしまった
  • 加工不可形状をモデリングしてしまった
  • 締結が出来ない組付けだった

 

ルール上のミス

  • 記載ルールに沿っていなかった
  • 指定鋼材を使っていなかった
  • 安全規格に沿っていなかった

今思い出せないだけでまだまだあると思います。皆さんはどんな設計ミスしたことありますか?

 

設計ミスへの対処

一言で設計ミスと言っても、時と場合、そのミスを扱う人の発見時刻など、、、タイミングでそのミスの重さが変わります。ですから優先して無くすべき設計ミスは全部です。

それら設計ミスへの対策ですが、僕はベースに考えている事があります。僕は起きた設計ミスをルールを追加し抑制するやり方は好きじゃないんです。(それで「設計ミスが減る」と満足するのは上司と関連層くらいです)

ルールを追加して抑制する例として、図面のチェックシートなどがそれに該当します。チェックシートが完全ダメではないと思うんですが、設計ミスって表面的に見えない部分が多いから表面見渡すようなチェックシート作ったってダメなんですよね。設計ミス表面化する前の段階で起きてる事なので、そこを潰す必要があります。

だから、起きた設計ミスに対する原因究明をしてPDCAどんどん回して根本的に起こらないようにする必要がありますね。特に、僕のような個人の設計士は他に頼る所がありませんから、ミスが起きないような仕事を「仕組み」でをする必要があるんですね。

 

具体的にどうするかというと、

 

要求能力に対して満足していなかったミス

  • 仕様書を誰よりも熟知する
  • コミュニケーションをとる
  • 全て計算シートに残し不明な部分を無くす

 

作業上のミス

  • ツールに補ってもらえるなら設定しなおす
  • 集中できる環境をつくる
  • 一人二役をこなす

 

ルール上のミス

  • ルールブックを熟知する
  • コミュニケーションを取る

 

たったこれだけですかね。大雑把すぎて解りづらいかもしれませんが、上記の取り組みをしています。毎日。

僕は個人なので仕事の仕方を変えるのは容易です。これが企業のチームになると簡単にクリアできる問題にも時間がかかってしまいますが・・・しかしチームだろうが個人だろうがやることは一緒なので、設計士一人一人がどれだけ本気で仕事できるかに尽きますね。

 

【補足】コミュニケーションについて

上記の項目で「コミュニケーションを取る」という事を書いていますが、具体的にどうするかというと、仕様書や安全規格、製図ルールなどを熟読した上で気になる点がいくつか出てくるはずです。それは今行っている設計に限っての事かもしれませんし、自分のもつ過去の経験からくる違和感だったりします。それらルールに従う必要はありますが、「書いてあったから」という理由だけでは駄目な時もあるので、そんな時はDRの際にでも話題に出すことです。この話題に出すことはDRの時間を延ばしますし、結果的に決まらないまま終わることがありますが、重要なのは話題に出すこと。それをコミュニケーションといっています。

 

最後に

設計ミスに対して思っていること書きましたが、ミスは起きるものです。ですがその一度犯したミスを深く深くまで原因究明していけばちょっとした変化で解決するかもしれません。

クリック動作にしても、クリックする回数の多い方がミスを起こす確率があがるわけです。

ですから、設計ミスを無くす為にチェック項目を増やすような事はやめて、工数が減るような「ツールの設定」であったり「サボらない」という当たり前の仕事が出来れば設計ミスは格段に減ると思いますあと、周りの人(上司やお客様)が設計士に任せっきりにしないというのも大切ですね。

 

以上です。

 






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