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平座金の使う場所の参考

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今日は「平座金の使う場所の参考」についてのメモです。設計者それぞれ、各会社さんそれぞれで平座金の使う場所、入れる場所にはルールがあると思いますが、設計初心者の方に向けて、平座金を使う場所とその考えについてメモを残そうと思います。

 

平座金がよく使われるところ

平座金が使われる場所として長穴がありますね。長穴には平座金が必須になります。なぜ長穴に平座金がそこに必要かというと、通常の穴と長穴ではボルトの押さえつける面積が違います。

 

 

その面積の違いで何が起きるかと言うと、長穴を切られているプレートがボルト軸力により結果的に窪んだり、板自体がずれてしっかり長い穴センターで止められない場合、ボルトにも偏った荷重が掛かるのでよくありません。また設計上多目のガタが必要な場合、若干広めの長穴にする場合もごく稀にあります。その場合には、ワッシャが曲がるので状況により厚手の物を利用してください

 

組立調整する所も平座金が必要

PIRO4D / Pixabay

そして二つ目の平座金が必要な所ですが、基本的なところでボルトの締結を考えると、ボルトのネジ軸力によりプレート同士を押さえつけています。一般的には締められるだけボルトを締めると何が起きるかと言うと、キリ穴を明けられた母材がボルトの頭径だけ窪みます。母材がアルミ系だったら尚更です。母材自体に強さがありませんのでボルトが勝ってしまい窪みが露骨に出てきます。一発で固定する場所ならまだしも、組立ながら微調整する場所に窪みがあったら微調整しずらくなってしまいますよね。ですから、部品交換や頻繁もしくは組み立ての際に調整する必要があるところには平座金を使うようにしましょう。

 

平座金を使うと面圧力が下がる

補足ですが、先ほども書きました。ネジの軸力は押さえつけている力になります。それにより母材が攻撃されくぼんでしまうのを平座金を使い面圧を下げるのです。

逆に平座金が必要ないところ

ワッシャが必要ないところは、使う意味のないところ全てです。例えば焼入れしてあるパーツを抑えているところなどです。

 

平らな面にワッシャ使うのに深ザグリのときに使わない理由?

一般的には深座ぐりの時は平座金を利用しません、ひとつ言えるのが深座グリの場合は調整をする前提ではないことが考えられます。しかし、調整する場所は深座ぐりでもワッシャは必要です。長穴形状の深座ぐりもワッシャは必要です。ここのポイントは、必ず使うというルールがない限り「ここにワッシャが必要な意味あるかな?」と考えると良いと思います。

 

geralt / Pixabay

ワッシャがあることで、若干ですが機械も部分部分で大きめになってしまいますので適切な判断が必要ですね。平座金を使うにあたっては以下の記事を参考に使ってみてくださいね。

ボルト位置の参考に。ワッシャーを意識したボルト位置について

 




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