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機械設計メモ2

・組立図の書き方

組立図の書き方が解らない人はちょっと参考にしてみてください。

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今日は「組立図の書き方が解らない人はちょっと参考にしてみてください。」というメモです。先日、組立図について考えるときがありましたので、そのときに出た結論をここにメモしようとおもいます。またこの組立図の書き方は、初心者に向けての内容となりますので、ベテラン設計士の方は温かい目で見守ってください。

 

組立図の書き方

組立図を書くのって本当に難しい

組立図って・・・・本当に書くのが大変ですよね。5点くらいの部品が組みあがる製品ならチョチョイのチョイですが、部品点数が増えれば増えるほど難しくなってきますよね。毎回、「この装置はどうやって組立図書こうなぁ・・・・」と毎回頭を悩ませる私。たまーに・・・組立図を書くのめんどくさい・・・とか。

ちょっと思ってみたり。(ごめんなさい)

どうして組立図を書くので悩むかって、何をどうこの組立図で表現したらよいか悩んじゃうからなんですよね。

まず先に組立図の定義を確認してください

組立図の定義って皆さん知っていますか?ものづくりWEBの「組立図の書き方 - 機械設計エンジニアの基礎知識」にはこんなことが書いてあります。

 

引用(ものづくりWEBより)
組立図は製品全体を表せるように 正面図、平面図、側面図 の3方向のビューで表し必要に応じてその他の投影図や断面図を追加します。
組立図には製品全体の最外形(製品の大きさ)の寸法を記入します。

その他で、辞書関連で行くとこんなことが書いてありました。

 

引用(大車林さんより)
複数の部品を組み立てて、機能上、または取り扱い上のまとまり状態を表現した図面。アッシー図ともいい、部品図と区別して呼ばれている。
組立て図だけで対象製品や対象部位の全体像は把握できるが、個々の部品・部位の詳細についての情報量が不足しがち。
それを補完するために部品図や詳細図を併用して使われることが多い。単純な組立て図の場合は、個々の構成部品に形状寸法や仕様を併記して、部品図や詳細図を兼ねる手法も使われている。

以上のように組立図の説明が書かれています。要するに組立図の書き方は設計士次第ということが解りますよね。

 

組立図で必要なことを大きく分けると二つ

組立図の書き方は、基本ベース「誰が見ても、何がどうなっているか解るもの」ですが、その記載する情報は大きく分けて二つあります。

 

【1】「設計者・設備管理者」向けは能力値(許容値)の仕様を記載

【2】「組立・調整者」向けにはこの機械を組み立てるための情報を記載

では、上記二つの内容を説明していきます。

 

誰が見ても何がどうなっているのか解る組立図は理想

私は若手エンジニアを育てる中でよく感じるのは、組立図の書き方は正直多種多様で、一概には「こうするべき」だなんていえないんだよなぁ・・・というのが本音です。組立図って正直答えが無くて難しいです。その組立図を見るのは一人じゃなくて最終的にどこの階層の人まで見るか解りませんから色々経験をつんで多くの図面を作成して自分の中での表現方法の引き出しを増やすしかないわけです。

しかし、難しいから経験つみましょうといっていてもちょっと無責任ですので、あくまで私の中だけの想いではありますが、これだけ理解して組立図面作成に着手していればある程度形になるというものがあります。それは誰が見ても、何がどうなっているか解るものを描くという意識。図面って、先ほども言いましたが組立図・部品図共に誰が見るか特定できません。

あなたの書く組立図面の見方がわからない人はたくさん出てきます。そんな人に「図面の見方を覚えてください」なんて意地悪すぎますよね。見る人を想像し「何がどうなっている」ということただ一つに注力すればおのずと組立図は出来上がってくるんです。あとはそのことに注意しながらお客様のルールに沿って作るだけです。ルールは各社色々ありますから、ルールも重要ですが組立図に求められる品質は「何がどうなっているのか解るもの」です。

 

組立図を書くときに意識すること

僕は一応2つのことだけを注意すればいいかなぁなんて考えています。そしてそれを若手エンジニアに教えています。組立図の書き方を言い出したらキリがありませんから。二つくらいに絞ったほうが組立図作成を「実践しやすいから」という意味もあります。

その二つは先ほども書きましたが、

  • 「設計者・設備管理者」向けは能力値(許容値)の仕様を記載する
  • 「組立・調整者」向けにはこの機械を組み立てるための情報を記載する

こんな感じですね。

やり方は簡単です。それぞれ別の担当者としての目線で組立図を書いていけばいいと思います。相手の設計者はどんな情報が組立図から読み取りたいのか。設備管理者は設備に対してどんな情報がほしいのか。組立・調整者だったらどんな組み立てるための情報がほしいのか・・。 ということですね。

具体的に言うと、一つ目の「設計者・設備管理者」向けは能力値(許容値)の仕様を記載とは、この機械はどの速度でどう動くとか他の設備との関連性だとか、可搬重量は最大ここまでとか。そんな内容です。

二つ目の「組立・調整者」向けにはこの機械を組み立てるための情報は、特定の調整ネジはこの寸法で取り付ける必要があるとか、ここの締め付けトルクは何N・mですとか。そんな内容です。

 

組立図レイアウトの書き方について

組立図にはどんな方向から3面描こうかなぁと悩んでも、結局は上記二つを組立図で表現できなければ意味がありませんよね。逆に、寸法の入れるべき所や注記を書く必要があるところを見せようと思ったら、おのずと正面・平面・右側面・部分詳細図・断面図などなど・・・が決まってくると思います。

 

以上です。




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