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アルミニウム合金鋳物の強度比較表と一般的な鋳物の材質の参考

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今日は「アルミニウム合金鋳物の強度比較表と一般的な鋳物の材質の参考」についてのメモです。

 

アルミニウム合金鋳物について

機械設計において、製品の一部がアルミニウム合金鋳物で作られることはよくありますが、鋳物初心者の方でよく戸惑うのは「メーカーごとに同じ種類の鋳物なのに強度などの記載内容が違う」という点だと思います。

私もなんでかな?と、毎回思っていながらも、設計で考えるのはJIS規格に則ったデータで設計しています。メーカーごと記載している内容が違う理由は、製造における技術の差や、メーカーごとに試験データを取っているためにJISの規格値ではないのだと思います。

これは鋳物に限らず、たとえばA5052という規格に則った物でも、製鉄メーカーの商品になれば強度や特性が少し違うのと同じだと思います。しかし、皆さんも設計における強度などの値って、JISに則って設計していますよね?もちろん鋳物も、ベース設計段階では、JISに則った材料の値で設計する必要があります。

設計者としてはどこを気にするかというとまずは規格能力ということです。しかし、JISのアルミニウム合金鋳物の強度表でよいものがなかったので、ここではJISに基づくアルミニウム合金鋳物強度比較表を作成しました。さらに、その他参考データとしてJISにない情報ではありますが、設計において必要であると想定した内容を抜粋して表に織り込んでいます。

アルミニウム合金鋳物の中でもAC4A・AC4C・AC4Hが一般的(参考までに)

JISの規格を見ても、鋳物材質の種類は豊富です。鋳物に限らず材料って実際何がどれくらい良いかなんて結構迷ったりします。流通性を優先させたりします。そこで、強度比較表を見る前に少しアルミニウム合金鋳物の一般的によく使われる材料の紹介をします。

アルミニウム合金鋳物の一般的によく使われる材料はAC4A・AC4C・AC4Hが一般的に使われます。「AC4A・AC4C・AC4CH」は「Al-Si-Mg系」で、機械的な性質と被削性に優れているアルミニウム合金です。また鋳物ですので鋳造性が重要ですが、鋳造性にも優れているので完成鋳物の強度は高い傾向にあります。そのため、信頼性が高く多く流通しています。「AC4A・AC4C・AC4CH」の個別の特性は比較表を参考にしてみてください。

アルミニウム合金鋳物のJISは「JIS H5202:アルミニウム合金鋳物」

エクセルデータのダウンロード

アルミニウム合金鋳物の強度比較表は以下でダウンロードできます。どうぞご利用ください。

 


※鍛造についてはまたいつか表にしたいと思います。早めにほしい方はリクエストしてくださいね。




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