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機械設計の仕事を振り分ける3つのコツ

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今日は「機械設計の仕事を振り分ける3つのコツ」についてのメモです。今日の記事は、機械設計の経験を積んできて、そろそろ部下やお手伝いさんを持つようになってきた位の方に向けて書いた記事になります。よかったら参考にしてみてください。

機械設計の仕事を振り分ける3つのコツ

仕事を振り分けれる立場になったあなたはすごい

まず、仕事を振り分ける立場になったあなたは、まず今までの自分の努力を認められたと理解しましょう。あなたに仕事を任せている上司や、お客様からあなたへの期待が高まっている証拠です。また、仕事を一人でこなせない量の仕事を請けたという事は

  • 貴方にしかできない仕事だから頼まざるをえない
  • 貴方に任せればどうにかなると期待されている

ということです。しかし、この請け方はかなり負荷が高くなると思います。このように、自分のキャパを超えるような仕事を請けたタイミングは、仕事を振り分けて効率よくこなす必要があり、その量をこなすには「サポートする人が必要だ」と、適切に提案する時期だと考えてください。

一人でやりきれない仕事を受けたから、一人ですべてやりきる!!という「気合い」みたいなものは、あなた自身が今のステージから次のステージに上がることを阻止していると考え、ぜひ次のステージに上がってもらいたいなと思います。

仕事を振ることは大きなリスクを伴うから基本的にはみんな嫌う好意。

機械設計において、完璧に仕事ができる人、自分の頭の中で行程を組める人、特に責任感のある人・強い人は、こんな言葉をよく口にします。

「説明する時間がもったいない。説明している時間で自分がやってしまえばその仕事は終わってしまう」

 

これ、

 

聞いたこと、言ったことありますよね。

僕はこの言葉、本当によく理解できます。機械設計のお仕事というのは、たかがボルトで締結するだけなのに考えることは山ほどありますし、それらはベースとなる考えを持っている人だからすぐ終わるわけであって、たとえCADをバリバリ触れるオペレータに対してでも、簡単には「このパーツとこのパーツをボルトナットで締結しといて」とか言えないわけです。

的確な締結ができる設計をするのに時間かかっちゃいますからね。

また、仕事を振ることで結果的にチェック項目が増えてしまうので、そんなリスクを考えると仕事を振ることがなかなかできないと思います。多くの機械設計士のみなさんは、頭の中で製品を保証するかのように、仕事の質や設計の品質を保証していると思います。自分の請け負った仕事は今まで自分で責任を持ってきた。他人の仕事で保証するのはとてもリスクがあると感じるのが普通です。ですから、振り分けた仕事が仕上がってきた時に、必ず慎重なチェックが必要だと思います。

時間を費やす行為はしたくありませんが、仕方のないこと。ましてやその責任は全て自分にありますから。特に機械設計において仕事を振ることはとてもリスクがあります。

では、そのリスクをどう乗り越えて次のステージに上がればよいか、私が今確信を得ている3つを以下にまとめてみたいと思います。あくまで私が仕事を振るために注意していることや、実践している仕事の振り方ですので、参考にならなかったらごめんなさい。

仕事を振るコツの3つ「仕事を小分け」して自分も行程に入り込む

一つ目は自分の仕事を細かく分割するところからです。仕事を振るわけですから、仕事を小分けにする必要があります。

今ここで、この記事を見ている方の仕事内容はわかりませんが、仕事を内容別に分けることが仕事を振り分けるポイントだと考えています。この内容を小分けするというところで注意すべきところは、その仕事の仕上げの程度で仕事を分けるということです。

どう表現すればよいか難しいんですが、例えば「100点あるPDFから3Dモデルをつくり、図面まで作る」という作業があるとします。一見、一つの仕事ですが、小分けにすることを考えると以下のように

  1. PDF図面をみてモデルを作る。
  2. PDF図面をみて図面を作る。
  3. PDF図面と作った図面をチェックする。

このように仕事を仕上げの程度に分けることが出来ます。この程度という表現は

  • モデルの程度
  • 図面の程度
  • チェックの程度

といったように、仕上げの程度を測れるところで仕事を分けるのがポイントです。

 

二つ目はその仕事全部を任せず自分も行程の一部となる。

先ほどの「PDF図面化」のお仕事を分けると3行程有りましたが、仕事を振る側としては、3のチェックまでを完全に済んだ状態で受けとりたいですよね。その後に、そこにない4番として、一度担当者のチェックが入ると思います。

このように、一人でやっていれば3のチェックで終わったのに、、、仕事を振ってしまったが為に4番目の作業が増えてしまいます。これってどうなんでしょうか・・・。

僕が思うに、こういった仕事の場合は3のチェック行程には自分が入るのが良いと考えています。3のチェックを自分で行うとして、2までの作業でいかに完成度を上げてきてもらうのか。それが仕事を振るようになった担当者(貴方や私)の仕事だと考えています。

三つ目は部下やお手伝いさんの仕事の精度を上げて離脱。

2の図面化までの仕事を振りますが、当然のことながら2の図面化まで仕事を振られた人は3のチェック工程を行わないのでかなりミスの多い物が仕上がってきます。

「後でチェックがあるから」という理由で作業最中に精度を求めて作業をしない人も居ます。人は、誰かが見てくれるからいいや。とか、後でチェックすればいいや。とかそんな環境だと必ずミスを起こし、後行程で大変なことになることが多いです。

ようするに、そこの精度を上げるように教育や仕組みを作るのが担当者(貴方や私)の仕事の三つ目です。もちろん、ミスが仕上がってくる前提で仕事を振りますからできるだけ仕事を振られた人の仕事精度をあげるように仕事をふります。

それがうまくいくこともあれば、失敗するときもあります。そんなこんなで、図面を作る人の精度がかなりのレベルまで到達していることを確認できてようやく3のチェック(最後まで)までやってもらうのが一番良いのではないかと思います。

 

まとめ

以上のように、仕事を振るということは、仕事を振れる環境を作ることがとても大切で、その仕事を振るという行為は、時間が余分に掛かるリスクとミスを起こすリスクが自分が作業するよりも増えることを理解した上で、それらを無くせるように準備するのが仕事を振る人の仕事になります。

以前「機械設計の仕事で納期に終わらせるために出来ること」という記事を書きましたが、仕事を振り分ける立場の人は特に、作業者が迷いを生じないことにも注力してください。そして私のブログの中にある設計資料をうまく使ってもらい、チェック業務に役立ててもらえればと思っています。
エンジニアのお仕事は大変ですが、がんばりましょう。




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