慣性モーメントの確認シート

2017年5月1日

今日は 「慣性モーメントの確認シート」 についてのメモです。

 

駆動系の選定に利用した負荷イナーシャを記録しておくことの説明と、その記録方法について記事にしたいと思います。

慣性モーメントの記録

設計資料で大切なのはその根拠

機械設計の駆動選定は、様々な負荷条件を満足する駆動機器を選定する必要があります。

 

多くの設計士の方はカタログなどを見て条件を満足するか十分に計算・検討を行なった上で機器を決めていると思います。 負荷が読みにくいコンベアなんかはざっくりで計算を行なうことが多いです。 ですが ざっくりといいながらもその駆動機器を選定した根拠は必ず必要 です。

 

 

その機器選定の証拠ってどれくらい残していますか?

お客様によってはかなり細かいところまでの証拠資料を提出する必要があります。 私なんかも納期に追われてしまっている時は、ノートにメモ書き程度で満足する条件を検討し、最後の提出に併せてちゃんと書き直すっていう事もありますね。

 

 

選定の「根拠」は設計終了後に正確な情報として必要になってくる

駆動機器選定の根拠となった資料は、設計が終わってしばらく経った後の設計変更や不具合が起きた時の確認において必要 になってきます。

 

・・・というか何か起きたときに引っ張り出してくるのはそのように設計していた「根拠」がほとんど です。

 

そんな時に、しっかり設計の根拠を残していないと大変な目にあったりします・・・。

 

その時に使う資料がエクセルシートであると、確認するにも便利ですし、設計変更においては負荷が追加(もしくは削除)になったときに同じ駆動源が適切なのか早期に判断しやすくなります。ですから駆動機器選定の根拠を 後に使える状態として残しておくのは重要 だと考えています。

 

 

この慣性モーメント確認シートはイナーシャ比も確認する事を目的としています

 

モーター駆動において、意外と重要なのが「イナーシャ比」です。 各メーカーの製品ごとに許容されるイナーシャ比が違ったりするので注意が必要なんです。そして イナーシャ比って意外と見落としがち な所です。

 

イナーシャ比とは「モータの回転部分と負荷側の回転部分を比」 なんですが、許容イナーシャ比は大きいほど設計としては使いやすいです。 許容がありますから。

 

ここを見落とすと「まわしたい加速度でまわせない!とまれない!」ということが起きちゃいます。 そうならないように、この記事でダウンロードできる「慣性モーメント確認シート」はイナーシャ比も数値で出るようにしています。

 

 

エクセルデータのダウンロード

ここでは慣性モーメントの確認シートのエクセルデータをダウンロードできます。 この形は私の用途に合わせたものですがカスタマイズしてご利用ください。

 

以上です。

 

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