SUS製品の腐食対策。不動態化処理(パシベート処理)についてのメモ

2020年9月14日

 

今日は「SUS製品の腐食対策。不動態化処理(パシベート処理)についてのメモ」をします。

 

SUSの腐食ですが、加工したままのSUS製品をそのまま状態で使用していると油分や表面に残る他金属の汚れが残ります。 そこへ電解物質が付着すると、異金属間のイオン化傾向の違いから局部電池が形成され「電解腐食」が起こり製品表面から腐食が始まるそうです。

 

製品表面の防食を図るために、酸化膜を形成させる。それがパシベート処理というそうです。

 

では、設計に必要なパシベート処理の基本的な特徴を箇条書きでメモしておきます。

SUS製品の腐食対策。不動態化処理(パシベート処理)についてのメモ




パシベート処理とは

  • ステンレスに不動態皮膜を付ける表面処理
  • 地金の表面を変化させる処理であるため、寸法変化が少ない。硬度の変化がない
  • 目的は耐食性の向上(錆びないようにするため)
  • ステンレスに含まれるクロムが酸素と結びついて表層につくる 薄く緻密な膜
  • ステンレス中のクロムと酸素が結合した酸化クロムであるが、塩素などで壊される
  • 可能な前処理は、電解研磨、酸洗い、化学研磨

※ステンレスに限らず、酸化膜が形成されていれば不動態と呼ぶ。

 

 

パシベート処理の方法

  • 硝酸などの強酸化剤で処理する方法
  • 酸素のある雰囲気中で加熱する方法 ×製品が歪むので注意
  • 酸液中で陽極分極する方法
  • 酸化剤中で浸漬処理する方法は低い温度で処理できコスト面でも有利

 

 

パシベート処理の事例

  • 塩害は、酸洗して電解研磨後、不動態化処理をすることでより耐食性を得れる
  • 各種薬品に使用する信頼性を高めるために不動態化処理をする。(前処理:酸洗い)
  • 純水に使用する場合金属の溶出や、藻の発生を抑えるために電解研磨+不動態化処理で対応。(前処理:電解研磨)

以上です。

 

関連記事:熱処理/表面処理

 

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