ソリッドワークス初心者におすすめのカスタム・編集済みプロパティファイル販売

2022年1月3日




 

今日は「ソリッドワークス初心者におすすめのカスタム・編集済みプロパティファイル販売」のお知らせです。

 

私は機械設計フリーランスとして活動しており、2021年現在でCADソフトはソリッドワークス2018と2020を所有しています。

 

それらを使って多くのお客様のお仕事を請けているんですが、設計の仕事ってお客様ごとにルールや仕組みが違って、私のような何処にも属さない機械設計者は様々な環境に対し対応力を上げるの事がとても重要になってきます。

 

その対応力の一つに CADを上手に使う というのがあります。

 

CADというのは、設計カテゴリ別に使い方が変わるし、会社ごとに運用ルールが決まっているのが殆どです。 ただ、それが良い部分もあれば、不便な部分もあります。 例えばCAD内の各種プロパティファイルも、作ったのは別の人でもっと良い方法があってもなかなか自分で変えることが出来なかったりします。

 

これって、自分の設計能力を存分に発揮できない環境の一つになります。

 

私の場合は良い意味で自由なので、フリーランスになってから多くのカテゴリで仕事をして来る中でプロパティファイルを常に改訂してきました。「あそこのお客様ではこの表現でも良かったけど、今度のお客様は別の記載が必要なのか・・・。それならそれもプロパティファイルに含めよう」 といった形です。

 

その作り上げてきたプロパティファイルの殆どは外部に出していないんですが、私と一緒にお仕事をした方などには私のCAD設定(モデル→図面化)を見て「使いやすいね・解り易い」とご評価いただいています。

 

このCAD設定がある程度出来上がってきたこともあり、不自由なく使えるようになってきたので、そろそろ提供しても良い頃かな? と思いまして、 今日はそのプロパティファイル一式をバージョン1.0として販売する ことにしました。

 

正直、私は設計は好きだけど、CAD設定・操作については初心者の方と変わらないので シンプルだけどかゆいところに手が届くプロパティファイルを提供します。 中身は、カスタムも容易なファイルなので、特にソリッドワークスを導入したばかりの方、とりあえずベースセッティングをしたい方にオススメします。

ソリッドワークス初心者におすすめのカスタム・編集済みプロパティファイル販売

私が使うソリッドワークスのプロパティテンプレート

では先に、私が使っているテンプレート一式について簡単ではありますがポイントをまとめます。

 

ポイントは以下3つです。

 

  • 余分な製図時間を極力カットしている
  • 図面はシンプルにして汎用性を高くしている
  • 部品表では必要に応じて表示するスタイルにしている

 

このようになります。

 

細かい事を説明しても 「百聞は一見に如かず」 なので簡単に説明しながら動画(3分)を添えていきます。

 

①余計な製図時間を極力カットしている

機械設計は、設計・製図時間が掛かるわけですが、簡単な設計ですら何度も確認しなおしたり、誤記がないかチェックしたりと沢山の時間を費やします。

 

そして、それらを私は余計な時間だと思っていて、それらを仕組みで無くすよう努力してきました。 その一つ目がパーツやアセンブリからの図面への転載です。

 

パーツモデルの情報を図面で読み込むというのは 3DCADのベース機能なのですが設計情報の項目を増やして表示させる ようにしています。 設計時に一度調べたり、確定した材質や名称、備考、改定などをモデルに登録しておけば図面化の際に調べ直す必要はありません。

 

機械設計において大切な事はやり直し・同じ事の繰り返しを無くす です。 そのため、製図作業では寸法の入れ方や、補足情報記入に時間を掛けられる仕組みを意識 しています。

 

 

②図面はシンプルにして汎用性を高くしている

次に図面の汎用性の話です。

 

私が各テンプレートを作り上げてくる中で 一番重要視していたのがこの汎用性が高いテンプレートであること です。

 

私は一つの会社だけではなく、新規のお客様ともお仕事を積極的にしています。 大手のお客様などでは独自の仕組み内でお仕事をする事が多いので、私オリジナルの出番はありませんが、成果物の形態に対して柔軟性の高いお客様には 仕事が速く終わるのでオリジナルを利用して対応 させていただいています。

 

図面内の表現が、幅広い環境で使えるような図面枠、記載情報にしています。

 

例えば R側、L側の部品の扱い、図面表記って各社様々ですし、表現に困りますよね。 少しくどいといえばくどいですが、これとても便利でよく使っています。

 

図面の全てに、同じように表示され、さらに図面内の企業名を書き換えるだけで使えるよう雛型をもっているので、 図面枠をもっていない企業様からの設計ご依頼にも対応できています。

 

 

③部品表では情報を必要に応じて表示するスタイルにしている

最後は部品表です。

 

過去、多くの企業様とお仕事をする中で 企業の色が出るのが部品表の取り扱い になります。

 

部品表は設計で把握する内容と、調達の発注環境に合わせるために各社オリジナルの仕組みを持っていますね。 私の使っている部品表は 細かい情報は部品表に出だせるけど、基本的に細かい部分は非表示にしている というものです。

 

これについてはツイッターで過去に記載しているのですが、こんな感じです。 これら情報はモデルのプロパティファイルに含まれる内容なのでモデルを設計している時に備考を追記したり、改訂番号入れたりすることで部品表にも反映されるようにしています。

 


※部品やアセンブリの重量も転載されますが、これは設計規格に則って記載されるのでモデル作成時に単位をそろえるなど注意する必要があります。(密度も記載している理由はその重量が正しい密度で計算されているかの確認用です)

 

また、ソリッドワークスに限りませんが、図面内の部品表をエクセル出力できるので、必要に応じて詳細もすぐ出せるようにしています。 カスタムも容易なので、もちろんこれをベースにカスタムしていただいて構いません。

 

 

テンプレート販売場所

今回のテンプレート一式は、オンラインショップにて販売(2500円)しています。

 

【重要】提供の年式は2018で、2018以前のソリッドワークスには利用できません

 

提供するプロパティテンプレートと部品表は以下の通りです。

【新規モデル用ファイル】

  • アセンブリ_S_20220101.asmdot(新規でアセンブリを作るときに利用するファイルです)
  • 部品_S_20220101.prtdot(新規で部品を作るときに利用するファイルです)

 

【設計】※私が設定している設計規格ですが設計規格が決まっているユーザー様には必要ありません

  • S-部品_設計規格_20220101.sldstd
  • S-図面_設計規格_20220101.sldstd
  • S-組立_設計規格_20220101.sldstd

 

【部品、アセンブリ、図面のプロパティファイル】

  • S-template_20220101.asmprp(アセンブリのプロパティ入力に利用します)
  • S-template_20220101.drwprp(部品のプロパティ入力に利用します)
  • S-template_20220101.prtprp(図面のプロパティ入力に利用します)

 

【新規図面用ファイル】※シートフォーマットが必要な場合はこのデータを利用して作成お願いします。

  • S-A1.drwdot (A1横サイズの図枠です)
  • S-A2.drwdot (A2横サイズの図枠です)
  • S-A3.drwdot (A3横サイズの図枠です)
  • S-A4.drwdot (A4横サイズの図枠です)

 

【部品表のテーブルテンプレート】

  • 部品表_S-20220101.sldbomtbt(テーブルを出すときに参照するファイルです)

 

 

この一式での提供となります。 

 

何年もかけて洗練されたものなので、本当は高く販売したいところ・・・・ですが、かなり安く設定しています。 是非ご利用下さい。

 

 

最後に

このファイルに関して、設定するための保存場所などわからない、プロパティの表示項目(名称)を変更したい、 など、初心者の方にとって難しい内容も時間見て対応いたしますので遠慮なくご連絡ください。

また、必要に応じて購入前の質問にはお答え致しますので、購入後はノークレームノーリターンでお願いいたします。

 

以上です。

 

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