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機械設計メモ2

・パーツフィーダ

パーツフィーダとは何か。装置に導入する際に理解しておくこと

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今日は「パーツフィーダとは何か。装置に導入する際に理解しておくこと」についてのメモです。パーツフィーダに関しての知識が増えましたので、これからパーツフィーダを導入した装置を設計される方、パーツフィーダの事を知りたい初心者の方に向けてパーツフィーダについての情報をシェアしたいと思います。

 

パーツフィーダを使う

パーツフィーダとは

Wokandapix / Pixabay

まず、フィーダーですが、「供給する物」全般でフィーダーといいます。よく聞くパーツフィーダーとは「部品を供給する物」になります。

色々調べていると、パーツフィーダというキーワードと、ボウルフィーダと言うキーワードをめにしますが、パーツフィーダはボウルフィーダ・直進フィーダ(リニアフィーダー)など組み合わさった物の全体をそう呼ぶそうです。様々なワークを、ボウル内できれいに向きを整え手いるのを見ると感動してしまいます。職人技です。

 

パーツフィーダは生産能力を左右する重要な装置

パーツフィーダは、供給能力が凄く高いです。パーツフィーダ後の機械は、基本的にパーツフィーダの供給能力以上は処理できないです。また、その圧倒的な供給量を可能にするには、パーツフィーダメーカーによる総合判断が必要です。要するに、パーツフィーダにおける部品の向きの整え方やボウル形状などは我々が判断するのではなくパーツフィーダメーカーにお願いするというのが一般的な選定方法になるのです。

以下にパーツフィーダ導入・選定にあたり準備する項目をまとめてみます。

 

パーツフィーダメーカー様へ問い合わせる準備

メーカーに問い合わせするのがちょっと苦手な方もいるかと思いますが、まずこれだけ準備してメールで問い合わせてみると良いと思います。パーツフィーダは、ユーザーからの情報を基に、総合的に選定する必要があるのでノウハウの塊のような装置です。そのため、初期情報が凄く重要であると個人的に思っていて、それらが適切であれば「詰まりによるチョコ停・供給能力不足」などのトラブルが起きづらいと考えています。

 

  • ボウルの選定に必要なワーク(部品)の大きさ
  • 排出能力(個数/min)
  • 整列時のストック量(個数)
  • ワークの形状や材質(図面など)
  • ワークの質量
  • ワークの整列してくる向き
  • ワークへの油付着の有無(程度)
  • フィードする部品の種類(1台フィーダで複数ワークをやる場合)

 

以上の情報は、メーカー様がボウル径などの基本構想や、複数のワークを扱う場合のボウル交換などが必要化など決めるときに役立ちます。これ以外で重要な項目は

 

  • 保有量

 

になります。供給能力が高いということは、中に入っているものが無くなるのも早いということです。そのため、パーツフィーダを導入する際には供給量とパーツフィーダに入る前の保有量を意識する必要があります。どれだけ作業員が関与しなくて良いかも目標値が必要です。それにより、部材投入方法は直接ボウルに作業員がパーツを入れるかホッパーに投入か。保有時間でホッパーの有無、サイズが決まります。

 

その他調べていて勉強になった情報

パーツフィーダの件で調べごとをしていた際に、こんな文章を目にしました。

引用:シマテック様より

パーツフィーダ業界は、横のつながりがありますので、他メーカーの製品も仕入れすることができます。

そして、

引用:シマテック様より

ユーザーが初めから推測で本体を決めて、そのメーカーに問い合わせる必要はありません。まずは、身近なパーツフィーダメーカーに相談して、要望を伝えることが先決です。良心的なパーツフィーダメーカーなら、自社のパーツフィーダ本体を無理に売りつけることはしないはずです。

大変すばらしいと思いました。

 

パーツフィーダを使うに当たって先にテストする項目

パーツフィーダを選定する際にまず優先するべきことは、パーツフィーダメーカーで実際のワークを使ったテストです。これは、コーティングについてのテストであったり、複数のワークを一つのボウルで行なえるかのテストであったり、総合判断してもらうために重要な項目です。

 

複数ワークを出来るだけ少ないパーツフィーダで行ないたい場合

今、多品種少量生産をよぎなくされている会社さんも多いかと思います。パーツフィーダは基本的に1種類のものをフィーダーしますが、複数を同時に扱えるパーツフィーダも出ているようです。

しかし、複数パーツを同時に扱うのを避け、シンプルに解りやすく段取り変えを行ないたいとすれば、発振機とボウルを分離できるようにした商品を開発されている会社さん(カサイテクノ様)もあります。例えば複数のワークを扱う再に、発振機一つにボウルチェンジで複数パターンの段取りをする場合にはとても有効であると思います。

 

パーツフィーダの寿命について

パーツフィーダの寿命は、機械部品の破損などによる寿命よりも、コーティングなどの剥がれ、劣化に依存するようです。コーティングによっては再処理できるものもあるそうなので買い替えの必要はないのは安心できます。

 

パーツフィーダーを扱っているメーカー様を探すには

パーツフィーダーメーカーでよく聞くメーカー様は以下の通りです。

  • シマテック様
  • NTN様
  • シンフォニアテクノロジー様
  • モートロン様
  • デクスター様・・・・などなど

この他にも多くのメーカー様が存在します。インデックスプロさんでパーツフィーダを扱っているメーカー様を一覧で見ることができます。

以上です。




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