今日は「六角穴付ボルトと六角ボルトの頭寸法比較表」についてのメモです。
- 六角穴付きボルトの頭サイズ / 六角レンチの適用寸法把握
- 六角ボルトの頭サイズ / スパナの適用サイズ把握
- 設計時の把握用
に使える資料を作りました。
ボルトの頭寸法
早速ですが、下記に寸法表を記します。
六角穴付きボルトに利用する 六角レンチのサイズは、左表内「S」寸法を利用 し、六角ボルトに利用する スパナのサイズは、右表内「S」を利用 します。(六角ボルトは基準規格と小径があるのでどちらも参考にしてください)
同時に座金寸法も確認したい方はこちらも確認 ⇒ ねじサイズに対する座金寸法表
参考:六角穴付きボルト用の六角レンチ
参考に、六角穴付きボルト用の六角レンチについてメモしておきます。六角穴付きボルトを取り外しできる工具は 六角棒レンチ といいますが、種類がとにかく多いです。どんなものがあるかというと
- サイズ別に単品で購入可能だったり(個別購入は高くつく)
- セット品だったり(大体のサイズはそろっている)
- サイズ別にカラー識別が可能だったり(他人との混入防げるので良い)
- ショートやロングタイプがあったり(ショートは指が痛くなる)
- 先端ボールタイプがあったり(斜めでも利用可能)
- 本締めや硬いネジの取り外しに便利なハンドルがあったり(組立をスムーズに行えます)
つまり、どれを買って良いか解らない方も多いのがこの工具の特徴です。 その中でも、私が個人的にオススメするのは セット品・先端ボール付き・カラー識別・ロングタイプ・ハンドル付き の六角棒レンチですね。メーカーとか拘らなければこれで十分です。
参考:六角ボルト用のスパナ
次に、六角ボルト用のスパナもメモしておきます。 六角ボルトの取り外しに使う工具は 六角スパナ といいますが、スパナも種類が多いです。
- ミリサイズとインチサイズがあったり(ここ間違えると正しく使えない)
- 両側で異サイズがあったり(異サイズのほうが全体的にコンパクト)
- 表面がツルツルのスパナがあったり(ツルツルの工具は油などで滑りやすい)
- ケースに入っていたり(これは好み)
つまり、スパナもどれを買ったらよいか悩みます。 日本で日本の製品を分解・組立する場合は「ミリサイズ」のものを使います。その「ミリサイズ」の中でも、私がオススメするのは ミリサイズ・良く使うサイズのセット・両口スパナ・表面ほど良くザラザラ・はめ込みホルダ付き です。参考にしてみてください。
六角穴付ボルトと六角ボルト頭寸法比較表のダウンロード
上記の比較表はここからダウンロードできます。この表には「座金寸法」も入っていますが参考です。どうぞご利用ください。
ねじ_座金サイズ確認表_200710
以上です。
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ねじ・タップ・座金・インサート
その他参考 ボルト位置の参考に。ワッシャーを意識したボルト位置
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