高周波焼き入れとは?実務に直結する図面指示と品質管理の基礎

 

ここでは リニアシャフト や ピン、ギヤ などの部品に行う 「高周波焼き入れ」 という 焼き入れ についてメモしています。

 

リニアシャフトの設計において、耐摩耗性を高めるために表面を硬化させたいと考える設計者は少なくありません。  しかし、現場では図面指示の不備によって焼き割れが生じたり、想定以上の歪みによって組み立てが困難になったりするトラブルが頻発しています。  高周波焼き入れとは、こうした設計上の課題を解決するための熱処理 ですが、その指示方法を体系的に学べる場は限られています。

 

一般的なウェブサイトでは表面的な用語解説に留まることが多い一方、本記事では日本産業規格(JIS)の技術的根拠と、メーカー各社の実務データを融合させています。  私の設計経験に加え、最新の技術資料を徹底的に調査してまとめているため、他のサイトにはない具体的な計算根拠や品質管理の勘所を網羅しました。

 

電磁誘導の原理に基づいた誘導加熱による硬化プロセスの基礎を整理し、最終的には焼き曲がりや残留応力を考慮した後工程への配慮と歪み矯正までを解説します。 この記事を読むことで、自信を持って最適な熱処理指示が出せるようになれれば幸いです。

基礎から正しく学ぶ高周波焼き入れとは

誘導加熱による急速加熱の物理的原理

機械部品の「表面」だけを硬くしたいとき、高周波焼き入れは最も効率的な選択肢となります。  この技術の核心は、電磁誘導現象を利用した誘導加熱にあります。コイルに高周波電流を流すと周囲に磁界が発生し、その中に置かれた鋼材表面に渦電流が誘起されます。  この渦電流が材料自身の持つ電気抵抗によって熱へと変わり、表面を瞬時にオーステナイト化温度まで上昇 させるのです。

 

https://www.youtube.com/@earlybirdjun よりお借りいたしました。

 

炉の中で部品全体を温める手法とは異なり、数秒という極めて短い時間で加熱が完了します。  そのため、熱影響を最小限に抑えつつ、必要な箇所だけをピンポイントで硬化させることが可能です。  加熱後は速やかに水や水溶液で急冷を行い、鋼の組織を硬いマルテンサイトへと変化させます。  内部は熱が伝わりきらないため、元の素材が持つしなやかな性質をそのまま残せる点が大きな特徴 です。

 

 

表皮効果が硬化層深さに与える影響と周波数制御

狙った通りの深さに焼きを入れるためには、表皮効果と呼ばれる物理現象を理解しなければなりません。  交流電流は導体の表面を流れる性質があり、その集中の度合いは周波数によって決まります。  高い周波数を用いるほど電流は表面の極めて浅い層に集中し、逆に周波数を下げるほど深くまで熱を浸透させることができます。

 

例えば、リニアシャフトの軸径や求められる荷重条件に応じて、設備側でこの周波数を適切に選択して深さを調整します。  小さな部品であれば高い周波数で浅く焼き、大きな負荷がかかる大型シャフトであれば低い周波数で深層まで加熱するのが一般的です。

 

JIS規格金属材質(丸棒)における有効硬化層深さ比較表(目安)

材質分類 JIS記号 炭素量 (%) 高周波 (HF)10k-400kHz標準深さ (mm) 中周波 (MF)1k-10kHz標準深さ (mm) 低周波 (LF)<1kHz標準深さ (mm) 備考・適用特性
機械構造用炭素鋼 S35C 0.32-0.38 0.5 ~ 1.5 2.0 ~ 4.0 5.0 ~ 10.0 低炭素のため最高硬さは低いが、靭性が高い。深い硬化層を入れる場合は質量効果に注意が必要。
機械構造用炭素鋼 S40C 0.37-0.43 0.8 ~ 2.0 2.5 ~ 5.0 6.0 ~ 15.0 S45Cより焼割れリスクが低く、中程度の深さが安定して得られる。
機械構造用炭素鋼 S45C 0.42-0.48 1.0 ~ 2.5 2.5 ~ 6.0 6.0 ~ 20.0 業界標準材。 最も汎用的。高周波での浅い焼き入れから中周波での深焼きまで幅広く対応可能。
機械構造用炭素鋼 S50C 0.47-0.53 1.0 ~ 2.5 3.0 ~ 7.0 7.0 ~ 25.0 S45Cより表面硬度を高くできるが、急冷時の割れ感受性が高まるため、適切な冷却媒が必要。
機械構造用炭素鋼 S53C 0.50-0.56 1.0 ~ 3.0 3.0 ~ 8.0 10.0 ~ 30.0 高強度シャフト用。より深い硬化層を狙う場合に適するが、加工性は劣る。
機械構造用炭素鋼 S55C 0.52-0.58 1.0 ~ 3.0 3.0 ~ 8.0 10.0 ~ 30.0 ボールねじ素材などで使用。誘導加熱時のオーステナイト化が速く、硬化層が明瞭になりやすい。
クロムモリブデン鋼 SCM435 0.33-0.38 0.5 ~ 2.0 2.0 ~ 6.0 6.0 ~ 15.0 炭素鋼に比べ焼入れ性が良く、遷移領域(硬度低下部)がなだらかになり深部まで硬度を維持しやすい。
クロムモリブデン鋼 SCM440 0.38-0.43 0.8 ~ 3.0 3.0 ~ 10.0 10.0 ~ 40.0 合金鋼の標準材。 焼入れ性が極めて良好で、中周波を用いた大径材の深層焼入れ(10mm以上)に最適。
クロムモリブデン鋼 SCM445 0.43-0.48 1.0 ~ 3.0 3.5 ~ 10.0 10.0 ~ 40.0 SCM440より表面硬度が必要な場合に使用。高負荷ドライブシャフト等。
ニッケルクロムモリブデン鋼 SNCM439 0.36-0.41 1.0 ~ 3.0 3.0 ~ 12.0 15.0 以上 質量効果が非常に小さく(深部まで焼きが入る)、超大型シャフトやロールの深層焼入れに不可欠。
マンガン鋼 SMn443 0.40-0.46 1.0 ~ 2.5 3.0 ~ 7.0 7.0 ~ 20.0 S45Cに近い特性だが、マンガンによる焼入れ性向上効果で、より均一な硬化層が得られやすい。
軸受鋼 SUJ2 0.95-1.10 0.5 ~ 2.0 2.0 ~ 4.0 非推奨 超高炭素鋼。焼割れのリスクが極めて高いため、通常は高周波で浅く(2mm以下)仕上げるのが一般的。
ステンレス鋼 SUS420J2 0.26-0.40 0.5 ~ 1.5 1.5 ~ 3.0 非推奨 マルテンサイト系. リニアシャフト等。耐食性維持のため、過度な深追いはせず浅く仕上げる傾向がある。
ステンレス鋼 SUS440C 0.95-1.20 0.5 ~ 1.5 非推奨 非推奨 高硬度・耐食性。SUJ2同様、割れやすいため高周波での深層焼入れは困難。精密小径部品向け。

※上記は目安なので詳細に決める必要がある場合は熱処理やさんに相談してください。

 

高周波(High Frequency: HF / Radio Frequency: RF)
  • 周波数範囲: 10 kHz ~ 400 kHz(場合によっては数MHz)
  • 特徴: 電流浸透深さが非常に浅い。表面のみを鋭敏に加熱し、内部への熱影響を最小限に抑える。
  • 適用例: 小径シャフト、精密歯車、肉厚の薄いパイプ材。
中周波(Medium Frequency: MF)
  • 周波数範囲: 1 kHz ~ 10 kHz
  • 特徴: 電流がある程度の深さまで浸透するため、比較的深い硬化層を効率よく形成できる。
  • 適用例: 自動車のドライブシャフト、建機用ピン、中径~大径の丸棒。
低周波(Low Frequency: LF)
  • 周波数範囲: 商用周波数(50/60 Hz) ~ 1 kHz
  • 特徴: 電流が中心部近くまで流れるため、極めて深い硬化層や、全体加熱(ズブ焼きに近い状態)が可能。
  • 適用例: 圧延ロール、超大型船舶用シャフト。

 

設計者はこの原理を知ることで、無理な深さ指定が製造コストや品質に与える影響を予測できるようになります。

 

 

参考:S45CやSUJ2の特性と使い分けの基準

高周波焼き入れの仕上がり品質は、鋼材に含まれる炭素量によって左右されます。  日本の設計実務において、最も標準的に選定されるのが中炭素鋼のS45Cです。  この材料は加工性とコストのバランスが非常に良く、一般的な搬送装置や自動機のリニアシャフトとして幅広く流通しています。

 

一方、工作機械や高精度スライドなど、より高い耐摩耗性が求められる部位には高炭素クロム軸受鋼のSUJ2が選ばれます。  SUJ2は焼き入れによって非常に高い硬度が得られる一方で、炭素量が多いため焼き割れのリスクが高まる点には注意が必要です。  それぞれの材質が持つ到達硬度や用途を以下の表にまとめました。

 

表1:代表的なリニアシャフト用鋼材の特性比較

材質 代表的な炭素含有率 高周波焼き入れ後の表面硬度 主な設計用途
S45C 0.42% ~ 0.48% 55 ~ 62 HRC 一般搬送用シャフト、ピン、ギア
SUJ2 0.95% ~ 1.10% 60 ~ 64 HRC 精密リニアシャフト、カム、ベアリング
SCM440 0.38% ~ 0.43% 52 ~ 58 HRC 強度と靭性が求められる構造軸、クランク
  • 材質選定のアドバイス
    S45C: 最も一般的ですが、SCM440に比べると「焼き入れ性」が低いため、大径の丸棒で中心部まで熱が逃げやすい環境だと、狙った深さが出にくいことがあります。
  • SUJ2: もともと軸受用なので非常に硬くなりますが、焼き割れ(クラック)のリスクが他の2つより高いため、急冷の管理が重要です。
  • SCM440: 合金元素(Cr, Mo)の影響で、低い周波数でじわじわ加熱しても深くまで綺麗に硬化層が入りやすいのが特徴です。

注意点: 実際の有効硬化層深さは、JIS規格(JIS G 0559)に基づき、表面から限界硬度(S45Cなら約HRC40、SCM440なら約HRC45など)までの距離で測定されます。

参考出典先:株式会社三洋電子(https://www.yakiire-netsusyori.com/kakou/koshuha.html

 

 

品質の安定化に寄与する調質材適用の利点

安定した焼き入れ品質を確保するための手法として、調質材の指定を検討してください。  調質とは、あらかじめ焼入れ・焼戻しを行い、鋼の組織を均一で微細なソルバイト組織に整えておく処理です。  生材の状態では組織にバラツキがあるため、短時間加熱の高周波焼き入れでは硬度不足や焼きムラが発生しやすくなります。

 

調質材をベースに使用すれば、誘導加熱時の反応が安定し、設計通りの有効硬化層深さを確実に得ることが容易になります。  また、芯部の強度も高まっているため、表面の硬化層が強い荷重を受けても剥離しにくくなるメリットがあります。  長期的な精度維持や耐久性を重視する機械設計において、この前処理の有無は信頼性を分ける重要なポイントとなります。

 

 

適切な設計を行うための高周波焼き入れとは

有効硬化層深さと限界硬さを決定する指標

焼き入れの深さを図面で指示するとき、基準となるのが有効硬化層深さです。  先ほどの表で各材質別の参考となる有効硬化層深さをまとめていますが、 この深さをJIS G 0559では、表面から「限界硬さ」に達するまでの距離と定義されています。  限界硬さは鋼の炭素量によって規定されており、これを無視して指示を出すと検査工程で混乱を招く原因となります。

 

例えば、S45Cのような炭素量が0.43%から0.53%の鋼材では、450HV(45HRC)を 限界硬さ として測定するのが一般的です。  また、受渡当事者間の協定により、以下の計算式を用いて 限界硬さを算出する場合もあります。

 

Hlimit = 0.80 × Hmin

 

ここで Hminは要求する最小表面硬さ を指します。  このように数値に基づいた指示を行うことで、設計意図を加工現場へ正確に伝えることが可能になります。

 

表2:JIS G 0559に基づく炭素含有率と限界硬さの規定

鋼の炭素含有率(%) ビッカース硬さ (HV) ロックウェル硬さ (HRC)
0.23以上 0.33未満 350 36
0.33以上 0.43未満 400 41
0.43以上 0.53未満 450 45
0.53以上 500 49

 

 

芯靭性を確保する設計と浸炭焼き入れとの違い

高周波焼き入れを検討する際、よく比較されるのが浸炭焼き入れです。  浸炭焼き入れは低炭素鋼を用いて表面に炭素を拡散させる手法ですが、全体を長時間加熱するため変形が大きくなりやすい傾向があります。  これに対し、高周波焼き入れは自己の炭素を利用して局所的に加熱 するため、必要な箇所の表面だけを硬化させつつ、芯部のしなやかさ(芯靭性)を維持するのに非常に優れています。

 

このため、長尺のリニアシャフトや、特定の部分だけに硬度が必要なクランクシャフトなどでは、高周波焼き入れが圧倒的に有利です。  一方で、複雑な形状の細部まで均一に硬化させたい場合には浸炭焼き入れに分があります。  それぞれの特徴を理解した上で、コストや納期のバランスを考慮して選択することが求められます。

 

 

JIS規格に基づくHQI-HTの図面指示

図面上で熱処理の指示を出すときは、JIS B 6912に定められた加工記号を用いることが望ましいです。  高周波焼き入れ後に炉内で焼戻しを行う処理は、HQI-HTと表記されます。  焼戻し工程は、焼き入れによって生じた内部応力を緩和し、脆さを取り除いて靭性を与えるために欠かせません。

 

単に高周波焼き入れと記載するのではなく、硬さの範囲や有効硬化層深さと共に、この記号を併記してください。  また、端部のねじ部などは焼き入れを避けるべき箇所 であるため、範囲を寸法線で明確に指示することが実務上のトラブルを防ぐことに繋がります。

 

適切な記号の使用は、品質の再現性を高めるための第一歩といえるでしょう。

 

表3:JIS B 6912に準拠した高周波熱処理の記号

加工記号 名称 処理の概要
HQI-HT 高周波焼入焼戻し 焼き入れ後、焼戻炉にて通常の焼戻しを行う
HQI-HTI 高周波焼入焼戻し 焼き入れ後、誘導加熱(高周波)にて焼戻しを行う
HQI 高周波焼入れ 焼戻しを省略する(割れのリスクに注意)

 

 

焼き曲がりと残留応力が発生するメカニズム

熱処理に伴う歪みは、設計者を最も悩ませる問題の一つかもしれません。  高周波焼き入れでは、急激な加熱と冷却による熱応力に加え、組織がマルテンサイトへ変わる際の体積膨張によって変態応力が発生します。  これらの力が不均一に作用することで、長尺の部品では特に焼き曲がりが顕著に現れるのです。

 

曲がりは目に見える変化ですが、その内部には強大な残留応力が潜んでいます。  表面に圧縮方向の応力が残ることは疲労強度の向上に役立つ一方で、その後の研磨加工などでバランスが崩れると、再び部品が反り返る原因にもなり得ます。  設計段階からこうした形状変化が起こることを想定し、後の仕上げ工程に繋がる適切な余裕を持たせておく必要があります。

 

 

トラブルを防ぎ活用する高周波焼き入れとは

歪み矯正によるシャフト真直度の確保

焼き入れ後の部品は、そのままでは精度不足で使用できないことが多いため、歪み矯正が行われます。  これは、プレス機などを用いて曲がりと逆方向に圧力を加え、軸の振れを公差内に収める工程です。  熟練の作業者は、ダイヤルゲージで真直度を確認しながら微調整を繰り返します。

 

ただし、無理な矯正はマイクロクラックの原因となるため、形状設計の段階で極端な肉厚差を避けるなどの配慮が必要です。  また、矯正によって一時的に真っ直ぐになっても、時間が経過したり加工したりすることで歪みが戻る現象も知られています。  したがって、矯正後には安定化のための低温焼戻しを行うことが、品質を維持するために有効な対策となります。

 

 

仕上げ工程に不可欠な研磨代の適切な設定

高周波焼き入れ後のリニアシャフトは、外径を所定の精度に仕上げるために研磨加工が行われます。  ここで重要になるのが研磨代の設定です。  焼き入れによる膨張や曲がり、さらに矯正による振れを考慮して、仕上げ寸法に対してあらかじめ肉厚に加工しておく必要があります。

 

一般的には、直径で0.3mmから0.5mm程度の余裕を持たせることが一つの目安 となります。  ただ、シャフトの全長が長い場合は曲がりが大きくなりやすいため、さらに多めの取り代を検討してください。  せっかく硬化層を作っても、研磨代が足りずに芯が出てしまったり、逆に削りすぎて硬化層が薄くなったりしては本末転倒です。

 

表4:リニアシャフト製造における精度管理の目安

項目 指定の目安 補足事項
表面粗さ Ra0.4 以下 リニアブッシュの寿命に直結する
真直度 50μm / 300mm 以下 組み立て後のスライド抵抗を抑える
研磨代 0.3mm ~ 1.0mm 軸の長さや径に応じて調整する
寸法公差 g6・h5・f8 等 組み合わせるブッシュの仕様に合わせる

 

 

成果を出すための高周波焼き入れとは

以下、メモをまとめます。

  • 高周波焼き入れは誘導加熱により表面だけを短時間で硬化させる技術である
  • 電磁誘導による自己発熱のため高いエネルギー効率と短納期が実現できる
  • 周波数を使い分けることで硬化層の深さを柔軟にコントロールできる
  • S45Cは汎用シャフトに最適でありSUJ2は極めて高い耐摩耗性を発揮する
  • 熱処理品質を安定させるためには前処理として調質材の使用が望ましい
  • 有効硬化層深さは限界硬さに達するまでの距離として図面に明記する
  • JIS G 0559に基づき炭素量に応じて適切な限界硬さを選定する
  • 芯靭性を維持できる特性は衝撃を受ける摺動部品の長寿命化に寄与する
  • 図面指示ではHQI-HTなどのJIS記号を用いて処理内容を厳格に指定する
  • 熱応力と変態応力による焼き曲がりが発生することを前提に設計する
  • 矯正工程による真直度確保は精密なスライド動作を支える鍵となる
  • 研磨代は熱処理後の変形を考慮して0.3mmから0.5mm以上を確保する
  • 両端にセンター穴を設けることで加熱と研磨の精度を大幅に向上させる
  • ねじ部や段付き部には焼き入れ範囲外の指示を出し割れトラブルを防ぐ

 

以上です。

 

まとめ記事
シャフトを高周波焼き入れしているイメージ画像(AI作成)
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