ここでは「ナットランナーの選び方から設計・導入までの基本的な情報」をメモしています。
「ナットランナー」という工具について、名前は聞いたことがあるものの、具体的な設置方法が分からなかったり、どのメーカーの製品を選べば良いか迷うかと思います。 また、自社の生産ラインに合わせた設計や導入する方法、そしてどのような周辺機器が必要になるのか、詳細な情報を探している方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、そうした疑問や悩みを解決するために、ナットランナーの基本的な知識から、具体的な導入プロセス、さらにはコストに関する情報まで、専門的な視点から出来るだけ分かりやすくメモしていきます。
ナットランナーの基本を理解し最適な一台を見つける
ナットランナーとは?
ナットランナーとは、一言でいえば「ボルトやナットを、あらかじめ設定した精密な力(トルク)や角度で締め付けるための専門的な動力工具」のこと です。
工場の組立ラインなどで、製品の品質を左右する重要な部分の締結作業に用いられます。 一般的な電動ドライバーと大きく異なるのは、単にネジを回すだけでなく、その締結プロセス全体を高い精度で管理し、記録できる点にあります。
このため、単なる「工具」としてではなく、品質保証システムの一部を担う「精密締結システム」と捉えるのが適切です。 自動車や精密機器の分野では、ネジ一本の締結不良がリコールなどの重大な問題に発展しかねません。 だからこそ、ナットランナーを使って「誰が作業しても同じ品質」を保証することが、現代の製造業において不可欠となっています。
ナットランナーの仕組み
ナットランナーが高精度な締め付けを実現できる秘密は、その内部にある「遊星歯車機構(プラネタリーギア)」という仕組みにあります。 これは、モーターが生み出す高速の回転力を、太陽の周りを惑星が回るような構造の歯車を複数組み合わせることで、強力かつ制御された回転力(トルク)に変換する装置 です。
多くの人がイメージするインパクトレンチが、内部のハンマーで打撃を与えて断続的に力を加えるのに対し、ナットランナーは打撃を使いません。 代わりに、遊星歯車機構によって、滑らかで連続的な力で目標のトルクまで締め付けます。
この「非衝撃的」で「連続的な」力の加え方が、ナットランナーの最大の特徴であり、騒音や振動を抑えつつ、極めて精密なトルク管理を可能にする核心部分 といえます。 この仕組みのおかげで、繊細な部品を傷つけることなく、かつ信頼性の高い締結が実現できます。
ナットランナーを動かす動力の種類
ナットランナーの動力源は、主に「電動式」と「空圧式(エア式)」の2種類 に大別され、それぞれに長所と短所があります3。
電動式ナットランナー
現在の主流となっているのが電動式です。 特にACサーボモーターを搭載したモデルは、トルクや回転角度、速度をデジタルで非常に細かく制御できるため、高い品質が求められる作業に適しています。 また、動作音が静かで、締結データを記録・管理する機能に優れているのも大きなメリットです。 近年では、バッテリーを搭載したコードレスタイプも普及 しており、ケーブルの取り回しが難しい場所や、移動しながらの作業で大きな機動力を発揮します。
空圧式ナットランナー
圧縮空気を動力源とするタイプです。電動式ほどの精密な制御は得意ではありませんが、構造がシンプルで頑丈な点が長所 です。 そのため、火気厳禁の場所や爆発の危険性がある環境など、電気機器の使用が制限される特殊な現場で今もなお重要な役割を担っています。
どちらのタイプを選ぶかは、求められる締結精度、作業環境、そしてデータ管理の必要性などを総合的に考慮して判断することが大切です。
ナットランナーで出来ること一覧
ナットランナーを導入することで、単にネジを締める以上の多くのメリットが得られます。 主な利点を挙げると、以下のようになります。
- 高精度な締結管理: あらかじめ設定したトルク(ネジを回す力)や角度で、非常に正確にボルトやナットを締め付けることができます。 これにより、締めすぎや締め忘れといった人的ミスを防ぎ、製品品質を安定させられます。
- 作業効率の向上:油圧工具などと異なり、連続的な回転で一気に締め付け作業を完了させるため、作業時間を大幅に短縮できます。
- 静かで安全な作業環境:インパクトレンチのような大きな打撃音や振動が発生しないため、作業者の負担を軽減し、静かな作業環境を実現します。
- 締結異常の自動検知:締結中のトルクや角度の変化を監視し、「部品の欠品」や「ねじのかじり」といった異常を自動で検知することが可能です。これにより、不良品の流出を未然に防ぎます。
- 品質のトレーサビリティ確保:「いつ、誰が、どの部品を、どのような条件で締め付けたか」というデータをすべて記録できます。この「追跡可能性」を確保することで、万が一製品に不具合が発生した際も、記録を遡って原因を迅速に特定することに役立ちます。
また、ナットランナーは先端のソケットやビットを交換することで、一般的な六角ボルトやナット、小ねじなど、非常に多くの種類の締結部品に対応できます。 ただし、いくつかの注意点もあります。
例えば、専用工具が必要な「トルシア形高力ボルト(シャーボルト)」の締め付けはできません。また、一度締め付けたボルトをさらに締め込む「増し締め」は、制御の仕組み上、一度緩めてから締め直す必要があります。 樹脂などの柔らかい素材を締め付ける際は、過剰なトルクで破損させないよう、繊細な制御が可能なモデルを選ぶことが大切です。
ナットランナーとインパクトレンチの決定的違い
先に少し触れていますが、ナットランナーとインパクトレンチは違います
最大の違いは、力を加える方法にあります。前述の通り、ナットランナーは遊星歯車機構によって「連続的で滑らかな回転力」を生み出し、目標のトルクまで静かに締め付けます。一方、インパクトレンチは内部のハンマーが回転方向に「ガンガン」と打撃を与え、その衝撃で断続的にボルトを回す仕組み です。
この原理の違いから、以下のような差が生まれます。
- 精度:ナットランナーはトルク管理の精度が非常に高いのに対し、インパクトレンチは打撃力に頼るため、締め付けトルクのばらつきが大きくなります。このため、精密なトルク管理が求められる重要部品の締結にインパクトレンチは使用できません。
- 騒音と振動:ナットランナーは静かで低振動ですが、インパクトレンチは大きな打撃音と振動を伴います。
- 反力:ナットランナーは連続的な力を発生させるため、その力に対抗するための反力受け(工具が逆回転しないように支えるアームなど)が必要になる場合があります。インパクトレンチは打撃の瞬間以外は大きな反力がかかりにくいため、手で扱いやすいという側面があります。
要するに、品質と精度を最優先するならナットランナー、手軽さとスピードを重視するならインパクトレンチ、という使い分けが基本 となります。
ナットランナーとシャーレンチの用途の違い
ナットランナーとシャーレンチの違いは明確で、「使用するボルトの種類が全く違う」という点に尽きます。
シャーレンチは、「トルシア形高力ボルト(シャーボルト)」と呼ばれる、特殊な形状のボルトを締め付けるための専用工具です。このボルトの先端には「ピンテール」と呼ばれる部分があり、締め付け時に適切なトルクに達すると、このピンテールが自動的にねじ切れて破断する仕組みになっています。
作業者は、ピンテールが破断したことを目視で確認するだけで、正確な締め付けが完了したと判断できます。主に橋梁や鉄骨建築の現場で使われます。一方、ナットランナーは、私たちが普段目にするような一般的な六角ボルトやナットなどを、外部のコントローラーで設定したトルク値や角度に基づいて締め付けるために使用します。
したがって、両者は混同されることはほとんどありません。 トルシア形高力ボルトを扱うならシャーレンチ、それ以外の一般的なボルトを高精度で管理しながら締め付けたい場合にはナットランナー、という明確な棲み分けが存在します。
最適なナットランナー導入と活用の実践
主要なナットランナーメーカーの特徴
ここでは、国内で広く知られる主要なメーカーとその特徴をまとめました。
これらのメーカーは、それぞれ異なる哲学と技術的背景を持っています。 自社の生産方式や品質管理のレベル、そして将来の拡張性などを考慮し、最適なパートナーとなるメーカーを選定することが大切です。
一般的な導入方法とナットランナーの価格
ナットランナーを導入する際には、いくつかの方法と、それに応じた価格帯が存在します。
一般的な導入方法
ナットランナーは専門的な産業用工具のため、ホームセンターなどで見かけることはほとんどありません。 主な導入ルートは以下の通りです。
- メーカーまたは専門商社からの購入:最も一般的な方法です。メーカーの営業担当者や、工具を専門に扱う商社に相談し、用途や予算に合った製品の提案を受け、購入します。技術的なサポートやアフターサービスが充実している点がメリットです。
- レンタルサービスの利用:「特定のプロジェクトで短期間だけ使いたい」「初期投資を抑えたい」といった場合には、レンタルサービスが有効な選択肢となります3。購入前に性能を試したいという目的で利用されることもあります。
価格帯について
ナットランナーの価格は、その性能や機能によって非常に幅広く、一概には言えません。
- エントリーモデル: 自動機に組み込むためのシンプルな電動ドライバなどであれば、数万円台から見つけることができます。例えば、MonotaROで扱われているロボット用電動ドライバには、4万円台からの製品があります。これらは単体で高機能な締結管理を行うというより、システムの一部として機能するものが中心です。
- 標準的なモデル: 一般的なACサーボナットランナーや、基本的なトルク管理機能を備えたコードレスモデルなどは、10万円から50万円程度の価格帯が中心となります。日東精工の「NXドライバ」や「KXドライバ」シリーズがこの価格帯に該当します。また、TONEのコードレスシンプルトルコン「CST20」なども約35万円からとなっており、このクラスの代表例です。
- 高機能・高トルクモデル: 高度なデータ管理機能を持つものや、数千N・mといった非常に高いトルクに対応する製品、システム一式となると、百万円を超えることも珍しくありません。例として、Bosch Rexrothの「電動コードレスナットランナーNEXO」のアングルヘッドタイプは約120万円、TONEの3000N・mに対応する「電動パワーデジトルク PDX301A」は約84万円で販売されています。
ここで注意すべきは、工具本体の価格は導入コストの一部に過ぎないという点です。 特に自動化システムを組む場合は、ロボットや周辺機器、システム設計費用などが別途必要となり、総額は工具本体の価格を大きく上回ることがあります。 そのため、目先の価格だけでなく、導入後の維持費や運用コストまで含めたシステム全体の総所有コスト(TCO:Total Cost of Ownership)を見据えて計画を立てることが求められます。
ナットランナーでネジ締めを自動化をする方法
ナットランナーを用いたネジ締めの自動化には、大きく分けて2つのアプローチが存在 します。 それぞれにメリットとデメリットがあり、生産する製品の特性によって最適な方法が異なります。
多軸締結システム
これは、複数のナットランナー(スピンドルと呼ばれる設備組込型)を専用の治具プレートに固定し、一度に多数のボルトを同時に締め付ける方式 です。 例えば、自動車のエンジン部品のように、決まったパターンで多数のボルトが配置されている製品の組み立てにおいて、全てのボルトを一度に締結するために用いられます。 実際の装置の例は、メーカーのウェブサイトなどで確認することができます。
- メリット:サイクルタイム(一つの製品を生産するのにかかる時間)を極限まで短縮できるため、生産性が非常に高いです。自動車のエンジン組み立てなど、同じ製品を大量に生産するラインに最適です。
- デメリット:ボルトの位置や数が変わると、高価な治具を作り直す必要があり、柔軟性に欠けます。品種の切り替えには向きません。
ロボットシステム
こちらは、多関節ロボットやスカラロボットのアームにナットランナーを1台取り付け、プログラムに従ってボルトを1本ずつ順番に締め付けていく方式 です。 実際に、人手不足や品質安定化を背景に、精密機械のねじ締め工程へ双腕型の協働ロボットを導入し、作業品質の向上と作業時間の短縮を実現した事例などがあります。
- メリット:プログラムを変更するだけで、さまざまな製品やボルト位置の変更に柔軟に対応できます。複雑な角度からのアクセスも得意です29。特に協働ロボットを使えば、安全柵なしで人と隣り合って作業することも可能になります。
- デメリット:1本ずつ締めるため、多軸システムに比べて全体の作業時間は長くなります。
どちらの方法を選ぶかは、「生産量」と「品種の多さ」が大きな判断基準 となります。 大量少品種なら多軸システム、多品種少量生産ならロボットシステムを選択すると良いと思います。
ナットランナー締め付けとロボット締め付けの違い
前述の「自動化する方法」と密接に関連しますが、ここでは「専用機による締結」と「ロボットによる締結」の思想的な違いに焦点を当ててメモします。
専用機(多軸ナットランナー)による締め付け
これは「特化」と「効率」を追求したアプローチ です。 特定の製品の、決まった位置にあるボルトを、最速で締め付けることだけを目的に設計されます。 一度設定すれば、同じ作業を高速かつ高精度で際限なく繰り返すことができますが、その製品専用であるため、汎用性はありません。 これは、特定のタスクに最適化された、非常に優秀な専門職のようなユニットです。
ロボットによる締め付け
こちらは「柔軟性」と「汎用性」を重視したアプローチです。 ロボットアームは人間の腕のように自由度が高く、プログラム次第で様々な場所や角度のネジを締めることが可能です。 製品のモデルチェンジがあっても、大掛かりな設備変更なしに対応できます。 これは、様々な道具(この場合はナットランナー)を持ち替え、多様なタスクをこなすことができる、多能工のような存在 です。
したがって、両者の違いは単なる性能差ではなく、「生産ラインに何を求めるか」という戦略の違いを反映しています。 安定した大量生産を求めるなら専用機、変化に強く、将来の製品多様化にも備えたいのであればロボット、という選択 になります。
自動機にナットランナーを導入するには?
ナットランナーを自動機やロボットに組み込んで安定した生産を実現するためには、工具の性能だけに頼るのではなく、設計段階からの周到な準備が不可欠 です。 特に、一般の設計者には聞き慣れないかもしれませんが、「Design for Automated Fastening(自動締結のための設計)」、略してDFAFという考え方がプロジェクトの成否を大きく左右します。
なぜ「自動化のための設計」が必要なのか?
DFAFとは、簡単に言えば「人間ではなく、機械(ロボット)が組み立てやすいように、製品の側を設計しましょう」という思想 です。 人間であれば、多少無理な姿勢をとったり、工具の角度を微妙に調整したりして、狭い場所のネジでも締められます。
しかし、ロボットはプログラムされた通りの動きしかできません。 そのため、人間が組み立てることを前提とした設計のままでは、「高性能なロボットを導入したのに、工具が物理的に入らず締められない」という致命的な問題が起こり得るのです。 自動化の成功は、工具選び以前に、製品設計の段階で決まっていると言っても過言ではありません。
ポイント1:工具の「通り道」と「作業スペース」を確保する
最も基本的かつ重要なのが、ナットランナーの先端(ソケット)や本体が、締め付け対象のボルトやナットに物理的に届くためのスペースを確保することです。 製品の設計段階で、ボルトの周囲に十分なクリアランス(隙間)を設け、工具が回転するための「振り幅」も考慮しておかないといけません。例えば、壁際にボルトを配置しすぎてレンチを回すスペースがない、といった事態は避けなければなりません。
ポイント2:発生する「反力」を計算に入れた設計
ナットランナーは、締め付け時に大きな反力(工具が逆回転しようとする力)を発生させます。 この反力をロボットアームや専用機のフレームがしっかりと受け止められるように、十分な剛性を持たせた設計が求められます。
特に高トルクの締結を行う場合、この反力の計算が不十分だと、ロボットが位置ずれを起こして正確なトルクで締め付けができなかったり、最悪の場合は故障につながったりするリスクがあります。 使用するナットランナーのトルク値から発生する反力を予測し、それに見合った剛性を持つロボットや架台を選定することが大切 です。
これらの点を設計の初期段階から織り込んでおくことで、後工程での手戻りをなくし、スムーズな自動化の立ち上げが可能になります。
ナットランナー設置に必要な周辺機器
ナットランナーを導入して自動化システムを構築するには、本体以外にも様々な周辺機器が必要となり、これらが一体となって初めてシステムとして機能します31。主な周辺機器には以下のようなものがあります。
- コントローラー: ナットランナーの「頭脳」にあたる部分です。締め付けのトルクや角度、速度といった条件を設定したり、作業結果を監視・記録したりする役割を担います。
- ねじ供給機(パーツフィーダー): ねじを自動で整列させ、ロボットが掴みやすい位置まで供給する装置です。完全自動化には不可欠な機器 といえます。
- ソケット・ビット類: ねじの頭に直接かみ合う先端工具です。消耗品ですが、システムの精度を左右する重要な部品です。サイズが異なるねじを扱う場合は、ロボットが自動でソケットを交換するための「ソケットトレイ」といった装置も活用 されます。
- 反力受け(トルクアーム): 特に手作業で高トルクのナットランナーを使用する場合に、発生する反力を安全に受け止めるためのアームです。 作業者の負担軽減や怪我の防止に役立ちます。
- 安全装置: ロボットを使用するエリアには、作業者の安全を確保するために、ライトカーテンやエリアセンサー、非常停止ボタンといった安全装置の設置が法律で義務付けられています。
これらの周辺機器を適切に選定し、組み合わせることが、信頼性の高い自動化システムを構築する上で非常に大切です。
最適なナットランナー導入のための最終チェック
ここまでナットランナーの基本から応用までを解説してきました。 最終チェックリストとして、重要なポイントをまとめます。
- ナットランナーは単なる工具ではなく精密なトルク・角度管理が可能な締結システムである
- その仕組みは遊星歯車による非衝撃的で滑らかな連続回転に基づいている
- 動力源には高精度な電動式と堅牢な空圧式があり用途に応じて選定する
- インパクトレンチとの最大の違いは精度と反力の有無であり品質要求で使い分ける
- シャーレンチはトルシア形高力ボルト専用であり対象ボルトが根本的に異なる
- 主要メーカーはそれぞれ低反力技術やトータルサポートなど独自の強み を持つ
- 導入コストは工具本体だけでなく周辺機器や設計費を含むシステム全体で考える
- 自動化には大量生産向きの多軸専用機と多品種対応が得意なロボットシステムがある
- ロボットシステムはプログラム変更で対応できるため将来の製品変更にも柔軟である
- 自動化を成功させる鍵は製品自体を「自動化しやすい形」に設計することにある
- 設計の初期段階で工具がアクセスできる十分なスペースを確保することが不可欠
- コントローラーやねじ供給機、安全装置といった周辺機器がシステム全体を支える
- 発生する反力への対策は作業者の安全と設備の保護に直結する重要な設計項目である
- 締結データを収集・活用することでトレーサビリティを確保し品質保証レベルを向上できる
- 自社の生産量、品質要求レベル、予算、将来計画を総合的に評価し最適な構成を選択する必要がある
関連性の高い、もしくは引用したWEBサイト
最後に、この記事を作成するにあたり、以下のメーカー公式サイトや技術情報サイトを参考に、正確で信頼性の高い情報を提供しています。各社の製品詳細や最新技術について、より深く知りたい場合にご覧ください。
- 株式会社エスティック
- 概要: ハンドナットランナーから設備用サーボナットランナー、ロボットシステムまで幅広く手掛けるメーカーです。特に反力を抑える「パルス締め」技術に強みを持ちます。
- URL: https://www.estic.co.jp/
- 日東精工株式会社
- 概要: ねじ(ファスナー)の製造から、ねじ締め機、自動組立装置までを一貫して提供する「締結のトータルソリューション」を掲げるメーカーです。
- URL: https://www.nittoseiko.co.jp/
具体的な導入事例を挙げているサイト
次に、ナットランナーが実際にどのように活用 されているか、具体的なイメージを掴むために役立つ導入事例サイトをご紹介します。
- 【ロボットシステムの事例】株式会社山善(電子基板のねじ締め自動化事例)
- 概要: 協働ロボット、ねじ供給機、自動機用ドライバーを組み合わせ、電子基板のねじ締めを自動化した事例です。バーコードで製品情報を読み取り、多品種のねじ締めに柔軟に対応する様子が紹介されており、スマートファクトリー化の一例として非常に参考になります。
- URL: https://tfs.yamazen.co.jp/works-robot/neji.html
- 【品質管理・トレーサビリティの事例】株式会社エスティック
- 概要: 電動ドライバーでは難しかったデータ収集をナットランナー導入によって解決し、製造実行システム(MES)と連携させて品質管理レベルを向上させた事例です。締結データをいかにしてトレーサビリティ確保に繋げるかが分かります。
- URL: https://www.estic.co.jp/case-study/1186/
- 【協働ロボットによる自動化事例】ユニバーサルロボット
- 概要: 世界中の様々な現場で、協働ロボットがねじ締め作業に活用されている様子をまとめた動画です。車両フレームへのねじ締めやオートバイケースへの取り付けなど、多様なアプリケーションを見ることができ、自動化のヒントが得られます。
- URL: https://www.universal-robots.com/ja/%E6%A4%9C%E7%B4%A2/?query=%E3%83%8D%E3%82%B8%E7%B7%A0%E3%82%81
以上です。