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機械設計メモブログの一言集(2023年アーカイブ)

 

ここは 機械設計をやっていく中で感じたことの一言 をまとめています。 特に目的はありません。ただのメモです。

 

2023年もあと僅かとなりました。 思い返せば2023年は山あり谷あり良い経験もできれば絶望的な状況を何度も経験 しました。  ただ、独立しているからこそ全て自分の責任だから、辛いことも改善のしようがあるし、次につながるし、なんだかんだ楽しめてる という前向きな気持ちで年越しを迎えられそうです。

個人で営む最大のメリットは 反映の速さ にその面白みがあるのかもしれません。 2024年はさらに勝負していこうと思います。2024年も良い関係性を築いてくださるお客様に出会えますように。 皆様も良いお年をお迎えください。(2023-12-28) 

 

軸受けを介する場合のシャフト径は、モーターの軸が慣性物を回すだけのφ20だった場合、軸受けより先は慣性物を回すことに加えて回転以外の負荷も掛かるので、軸受けより先はシャフト径がφ20以上になることが多いです。 見た目で揃えがちになるけど、そこの区別はとても重要。(2023-12-27)

 

部品設計のポイントは 最悪は 素人の自分でも作れそうな形状にすること だと思いますね。(2023-12-23)

 

これは IAIの エレシリンダー(エレキシリンダ)群 です。  ブログが重たくなったら消します 笑

(2023-12-21

 

電動シリンダはモーター駆動の制御となるので、エアシリンダと単純にサイズ比較するとエアシリンダより設置スペースを必要とするが各メーカーがモーターストレートもあればモーター折り返し、更にはケーブルの取り出し方向を選択できたり 形状バリエーションが豊富な上、同じ形状なのに出力選択幅が多いというメリット がありますね。(2023-12-20

 

今取り組んでいる省力化機械の設計が山場を迎えて、徐々に部品を ミスミさんのmeviy で見積もりを始めています。  価格を見ながら設計を修正していくことのメリットって大きいなぁと思いながらやっているんですが、これだけ自分で調達できるようになってくると 自分でモノづくりしたい人増えるんじゃないかな? とも思います。 あとはIAIのアクチュエータ買いたいんですけど、WEBで見積もり発注出来るってことは私みたいな個人事業でも買えるんだろうか。 ここも安く買いたいなぁ・・。(2023-12-19

 

Googleによって次世代のAIモデル「Gemini」が発表されて、自分は過去流れ、そして今後の方向性と自分の仕事を照らし合わせた時に思うのは 自分たちの勝負ポイントは 「現場・現物・現実」の三現を加味する応用力や具現化する能力 だとやっぱり思いますよね。  いずれ一般の人たちが私たちに機械を発注することが容易になるかもしれないです。 その具現化を僕らがするようになるかも。 まだまだこの仕事は楽しめると思う。(2023-12-15

 

人の手で 平均200個/h の少し力のいる作業を 平均360個/h で力不要になる ほぼ自動のオール電化省力化マシン を設計・製作することになりました。(2023-12-14

 

自分が取り組んでいる 専用機 の設計は、全国各地にそれらを仕事にしている 猛者たちがいる わけですが、フリーランスという立場から色々な専用機を見てきて思うのは、上手く稼働している機械は 基本に 超^10 忠実な設計をしています。 設計って アクロバットな形状やテクニックの見せ合い ではなくて、どれだけ基本を押さえて構成しているかっていう所がポイントで、それが設計者のセンス だと思うんですよね。 (2023-12-12)

 

設計の成果物って、設計者の個人的な経験・意見・専門知識が大きく反映し、それが独自の価値を持っている と思っています。特に専門的に詳細な分析や、包括的な情報というのは検索エンジンやAIチャットボットがカバーしきれない領域ですよね。

現時点では。

今まさに情報の取得方法が多様化してきて、その格差も生まれつつある中で、やはり一人の設計者が賄える答え出しというのは引き続き重要だと思います。設計者はそこに価値があると思うけど、難しい仕事ですほんと。 (2023-12-11)

 

センサーで聞きたいことがある場合、基本的に KEYENCE さんに聞きます。 レスポンスがとにかく早い のと「担当の者に替わりますね」的な事が起きないように、そもそも担当さんが出てくるし、私みたいにお客様が全国各地の場合でも担当営業所の枠を超えて相談に乗ってくれる。 ただ、営業所の枠を超える というのはムダが発生するから早期に改善してくると思う。 (2023-12-08)

 

製造業DXも必要 だと思うんですが、もっと身近な 省力化をいかに進めていくか も重要ですよね。 というかそこが必要なんじゃないかなぁ。 ・・・・・それより「機械系エンジニアの独立成功術: 年商1,300万円稼ぐための完全ガイド」という書籍がKindle(電子書籍)で9月に公開されていますね。 まだ読んでませんが、気になる方はチェックを。(2023-12-06)

 

今年も残すところ1か月。 昨年度の稼働実績(設計報酬を頂いた分のグループ全体)が 4865h でしたが、今年2023年度は11月までで 7715h でした。 上手くいくこともあれば行かないことも多くて本当にキツかった。 ですが、確実に前には進んでます。 来年の作業量は維持か少し下げて 質を上げて設計価格を実質下げることにチャレンジ するために色々試行錯誤中です。 何事も経験、当たって砕けろですよ ほんと。 (2023-12-05)

 

土曜日 2023 国際ロボット展(iREX2023)に行ってきました。 思ったより空いていて、じっくり見ることが出来ました。 いつか小さいブース(机とイスと本人のみパンフ無し)で「設計承ります」の出展してみたいものです。  そして、今日は打合せが2件ありますが、なんとか受注に繋がればうれしいです。 (2023-12-04)

 

やっぱり現場は最高 です。 問題が解けたときのすっきりとした場の雰囲気、トラブルというマイナスからプラスに転じる瞬間が好きです。 私たちが作る生産設備って完全オリジナルだが新規でいきなり満点取る事が要求される激ムズの仕事だけれど保守にリソースかけるのが難しかったりするし、私みたいなフットワーク軽い人間が 知らない会社さんの知らない機械の現場御用聞き事業やるのも有り寄りの有り って感じがします。 そして明日は展示会へ行けることになったので機械三昧最高の週末です。(2023-12-01)

 

 

日本ロボット工業会と日刊工業新聞社は、2023年11月29日(水)~12 月2日(土)の4日間行われる 2023 国際ロボット展(iREX2023)に行こうと思います。 30日11時〜14時の間をコアに ウロウロしていると思うので、よろしければ名刺交換お願いします^^ 当日 LINE いただければ向かいます。

 

 

週末に「淘汰される町工場 – 製造業の変化にはメーカーとの関係再構築を!」という 小川真由(小川製作所)さんが書いたmeviyの記事を読んだのですが、この記事は本当に素晴らしいと思いました。 「供給の継続性という課題」 と 「関係再構築の必然性」 という見出しの部分が今まさに自分が直面している課題です。

そしてとても驚いたのが、この記事 2022年9月の記事なんですよね。 自分は周回遅れになっているのかもしれないと思って、今も凹んでいます。(2023-11-27)

 

 

今日は久しぶりに外に出て 関係事業者さんと食事をしながら意見・情報交換をしました。 独立して頑張ってはいたものの、この業界のどこか晴れない部分がずっとあったんですが、色々話を聞いているうちに 腑に落ちたというか、謎がとけて少し光が差し込んだというか やっぱ原因はそこ だったのかって、答え合わせが出来ました。今後の身の振り方が見えてきたように思います。 頑張ります。 (2023-11-24)

 

「提案フェーズと運用後のサポート。この構造自体に課題がある」 と言ってくれていることに嬉しさも感じるし、なかなか持ち上げることができないこの業界をひっくり返そうとしている天野さんがすごいと思う。 私もこのブログで ちょっとした情報を深く瞬間的に提供して、提案フェーズの効率化に貢献したいと思う。(2023-11-23) ※この動画は削除されました。

 

今更ですが、計算書などを一覧で見れる 固定ページ を作成しました。(サイドバーに設置)

思い返せば 学歴がなくこの業界に入った私にとって辛いことばかりでしたが、 「経験じゃ負けたくない、1個1個の経験を逃してなるものか」 と、一つ一つの経験を大切にまとめてきたつもりですが、 まだまだ全然足りない って思ってます。 まだまだ頑張りたい。 沢山の設計仕事がしたいです。 明日からまた頑張ろうと思います。(2023-11-19)

 

 

公正取引委員会 さんからの 指定企業調査アンケート に回答しました。

最後、どんな回答内容をしたのか一覧で見れるのですが、 チェックしていて涙が出てきました。 人も良いし、仕事していて楽しいし、ずっと良い関係でいたいお客さんは沢山あるのに、 私たちの 出来るかどうかもわからない難しい仕事において 競争があるからこんなことになってしまうんだよなって。

無料で見積もるとか本当にどうかしているけれど、仕方なく自分もそこに乗っかっている。 それが普通になっている国の問題だって。 その結果を正すよりも、根本整えてくれよって思いが強くなった。 まずは見積もりを注文書発行して行う というのがベースになってほしい。(2023-11-18)

 

 

私たちは現状維持という ①過去記憶 ②現状記憶 ③未来記憶 の 量の多い箱に呪縛を受けます が、 通常は過去の記憶箱が多いので前例がないとできないことが多々あります。

過去うまくいったことしか選ばなくなる。 現在記憶が多くなるとバタバタする。 未来記憶が多い時が人生が変わり育っていく。 未来記憶の消費期限(メモリ)は3日だから、 未来記憶をリマインドしていく必要があって、 夢は知識 らしいです。

私たち設計者は、「取り付かない」「対応お願いします」「どういう意図があってこうしたの?」と、現状記憶が過去の記憶となり、新しい取り組みに躊躇してしまいがち。自分だけではない。周りの人も同じだから新しいことへの責任は避けたくなる。

だから、設計者が責任もって 失敗したら頭下げまくってそれを次への糧にしていくことが全体を動かす流れを作るかも という仮定。(2023-11-17)

 

 

部品の精度を求める場合、それが測定できないと保証ができません。 というか作れたことになりませんが、それら 部品の保証ができたって機械全体で精度が出ているかというのは別の話。 つまり、機械の精度が出ているかどうかの測定もできる設計であるかどうかというのはとても重要なことです。 例えば、LMガイド取り付けてその取付け精度を測定したって、いくつもの部品を隔てて取り付いているワークとの走りが一致しているかはその部分を測定しないと意味がないっていう事です。(2023-11-16)

 

フリーランスになった時、仕事とプライベートのバランス(収入と時間のバランス)を聞かれることがよくあるんですが、ざっくりシンプルにいうと (売上-経費-控除)/2=現金 となるので、 3000万売り上げで経費が1500万だとしたら税金色々払って現金750って所です。(/2は課税所得の半分が税金って見ておけばって感じです)

我々は人件費報酬なので、働けば働くほど税負担が増えてくることから。私みたいに設計ばっかりしていたいという人は節税という意味で単価をガツンと下げるのがお客様にとっても自分にとっても良いのかもしれません。(2023-11-15)

 

インボイス が始まって あだ名をつける人、自分なりのやり方で声を上げる人、それぞれの話を聞くと本当に勉強になるし、興味がなかった自分でも本質が少し見えてくる程度の知識はついてきます。 この混沌とした日本、政治家の忖度・思考停止。  これからますますきつくなる。 自分なりにどう生きていくか って考えて行動するのには 個人で営んでいる動きやすさって武器だと思う。(2023-11-14)

 

親事業者との取引に関する調査 が届きました。 これは 「下請法違反が行われていないかどうか下請取引の実態を正確に把握することが必要なため、本調査を実施しています」とのことですが、製造業で働く私にとっては 公取さんの取り組みに感謝しつつも 諦めざるを得ない要素を含んだ現実が製造業にはありますよね。(2023-11-12)

 

図面レスのシステムは本当に素晴らしいと思う。 ただ、メリットが十分把握できていない。 図面出図というシステムは手間が掛かる分、後工程のリスクを分散したり、問題対処を各工程で分業出来るというメリット もある。(2023-11-10)

 

仕事にもっと集中し、向き合う為、2023年11月08日 を持ちまして X(旧twitter) の活動を完全停止させていただきました。 呟きに変わる 一言 はブログで続けていこうと思います。 フォロワーの皆様、本当に本当にありがとうございました。(2023-11-08)

 

昨日の平座金の件で、 JIS B 1256:2008 の並形 と、市販されている一般的な平座金の外径が違う件。 なんと 一般流通しているのは JIS B 1256:1963 という 旧JIS規格に準拠している物 でした。 実際、新JISに準拠している外径のものも見かけるんですが それはなんと 旧JIS規格の小形に該当するものだったんです! もうこれで明らかになりましたね。 何でもかんでも新JISが正しいとは限らないという事が・・・・(2023-11-08)

 

ステンレスの平座金。 JISB1250 や JISB1256 を見ても並形の 外径φ10 なのに、工具屋さんから届いた座金が φ12 で ミスミに購買の方が問い合わせたら「取り扱いを中止している」らしく あまりの衝撃的な事実でどうしてよいかわからない。 規格の場所が知りたい、ザグリの径11に φ12が入らない・・・ 渋々プレス部品で対応・・。 皆さん知ってましたか・・・・?(2023-11-07)

 

これから部品図を起こす部品は 「設計が完了している」 とか 「変な形状だけど何か意図があってこうなっているんだろう」 という前提がありますが、この考えは 半分正解で半分間違いです。(2023-11-06)

 

先日「X」で取ったアンケートによると、機械設計個人事業者の現・免税事業者様のなかで インボイス登録は 全30票中YES(今後事業を大きくしていくから)36.7%
YES(お客様に負担させない・新規獲得の為)20%
NO(インボイス制度反対!)23.3%
NO(経過処置の間はお客様が2%負担してくれる為)20%でした。 半々ですね。 ちなみに私はインボイス制度(適格請求書発行事業者)です。 お仕事募集ページも更新 しました。(2023-10-31)

 

経験を積み上げて出来上がる 設計者の自分というブランドに傷をつけたくなければずっと一人でやっていけばよいと思う。 しかし、自分のブランドに傷を負いつつも 新しいブランドを構築していく事に勇気を持った設計者がこれから必要。(2023-10-25)

 

クラウドの BOX や Googleドライブ を使って皆で作業をすると 上書きの更新タイミングや参照先に不具合が出て 思わぬ事故につながりますね(遠い目)。(2023-10-23)

 

機械設計、主に実務者として作業をしていると年に数回は ” なんで自分ばっかり ” と、他人を否定したくなる時もあるが、それを受け入れてこそ強い設計者となれる。(2023-10-19)

 

機械設計に飛び級はないです、1個ずつ経験していくしかない仕事です。ミスして笑われたっていいんです。笑われた後にしか出現しない道もある んです。(2023-10-15)

 

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2023年10月19日