今日は、超共感した「機械設計の仕事はその条件における答え出しの順番がどこかにある。しかしそれを見つけるのが結構大変」についてのメモです。
ある記事を読んでいて共感した記事の紹介と、その記事から考えられる僕らの設計の仕方・考え方を簡単にメモしておきます。
何も決まっていないと機械は設計ができない
いきなりですが、今日気になった記事の引用です。
自分にとって(機械)設計とはジグソーパズルのようなものでした。決まっている箇所があり、そこをキッカケとして、周囲の形状を埋めていくわけです。
この記事にあるように、機械の設計は決まっている場所と決まっていない場所が明確ですが設計・仕様が決まっていない場所を僕らがどうクリアしていくかがとても難しい作業 だったりします。
例えば、新人さんに何か構想を考えてもらうと、一旦CADで何か描き出してしまう。絵ができてしまうとそれっぽく見えてしまうので設計者以外の関係者は満足度が高いですが、熟練になってくると「モデルができてきた=設計が進んでいる」という考えではなくなる と思うんです。
逆に言うと決まっている箇所を作っていくのが僕らの仕事
僕ら設計士は想像を形にするために色々決めていくわけですから、仕様が決まってない事があるしそれらを決めていくのが僕らの仕事 だという自覚が必要ですよね。
手が動かない理由として、優先順位付けの難しさがあります。
この部分にも僕はとても共感しています。というのも、僕の場合「設計方法には正解がある」と思っているので、設計する機械・ジグにおいてもそのアイテムに応じた設計の順番に答えがあると思ってるんです。検討する優先順位を決めるのが難しい。
その条件における答え出しの順番がどこかにある。しかしそれを見つけるのが結構大変
これが設計の面白さの一つではありますが、何も決まっていない状態では本当に設計ができないので、多少はロスしてでも方向性を見出す事も仕事の一つとして必要かな? とも思っています。
以上です。
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