今日は「平面に掛かる面圧計算」についてのメモです。
面圧とは
面圧とは 負荷を受ける投影面積当たりの外力を面圧 を言います。
引用:機械工学辞典より
負荷を受ける投影面積当たりの外力を面圧という.滑り軸受などの負荷の程度を示す値として用いられる.単位は[力/面積]で圧力と同じ単位である.外力は滑り軸受に発生した圧力分布の積分量と釣合うが,面圧は圧力分布の平均的値を示すことになる.圧力分布の最大値である最高圧力と面圧との関係は,静的荷重の場合一定の比率関係にあるが,動的荷重の場合は変動する.動的荷重の面圧は,通常最大荷重時における値を呼ぶ場合が多い.滑り軸受の設計に際し,負荷状態を示す目安として面圧が使用される.
投影面積とは 平衡な光で 照らした場合に出来る影の面積 なので、力を受ける面が 投影して複数ある場合は、力を投影された面積の和で割ります。
以下、基本的な計算のメモです。
平面に掛かる面圧の計算
面圧とは 「力/面積」 で求めます。
基本式: 100N/25mm^2=4N/mm^2(4MPa)
この面積は投影面積 なので、一つの荷重(負荷)を 投影面積が重ならない複数の面で受ける場合は
例:テーブル全体の重さが100Nで同じ面積で床に設置している脚が4本の場合は
- 100N/投影面積の和mm^2=各面に掛かる面圧N/mm^2(MPa)
- 100N/(25mm^2*4)=1N/mm^2(1MPa)
となり、 ハンバーガー構造のように、上面から投影した面積が同じ場合は
- 100N/投影面積mm^2=各面に掛かる面圧N/mm^2(MPa)
- 100N/25mm^2=4N/mm^2(4MPa)
※自重や挟まれる部材の強度を考慮しない簡単な考えの場合
となります。
以上です。
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基本計算
設計計算 ここでは、私が実務で利用している 機械設計における基本計算をメモ しております。 計算書が付いている記事や計算書は随時改訂しておりますので利用される場合は最新版をご利用下さい。 また、何か間 ...
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