今日は「角度の呼び方 度・分・秒 の変換・計算式」についてのメモです。
機械設計をしていく上で「度・分・秒」は、回転構造物のバックラッシなどでも使われ また、機械のバックラッシは「度」では多すぎるので1度以下の角度については「分」や「秒」で表されることが多いのです。
「度・分・秒」については、便利な計算サイトもありますが、基本的な事ですので概要をまとめておきます。度・分・秒の定義や、違いの把握用にご利用ください。
度・分・秒
基本的な「角度」について説明
角度とは角の大きさを表す量・測度のことで、角度を表す単位には「度・分・秒」がある。
英語:measure of angleもしくはangle
角度の単位「度」とは
円周を360等分した弧の中心に対する角度。
SI単位での呼び方:1° = (π/180) rad
度の定義:円周を360等分した弧の中心に対する角度
角度の単位「分」とは
1分は1度の60分の1の角度で、1分は円弧の21600分の1となる。
SI単位での呼び方:1′ = (1/60)° = (π/10 800) rad
分の定義:(1/60)度
記号: ′(プライム)
角度の単位「秒」とは
1秒は1度の3600分1の角度で、1秒は円弧の1296000分の1となる。
SI単位での呼び方:1″ = (1/60)′ = (π/648 000) rad
秒の定義:(1/60)分
記号: ″(ダブルプライム)
度・分・秒の計算方法(計算式)のまとめ
ここでは、度・分・秒をどう変換していくか、変換の式をメモしてきます。
度を分に変換する
分=度*60
例)54度を分にするときは、54*60=3240分
度を秒に変換する
秒=度*3600
例)54度を秒にするときは、54*3600=194400秒
分を秒に変換する
秒=分*60
例)54分を秒にするときは、54*60=3240秒
分を度に変換する
度=分/60
例)54分を度にするときは、54/60=0.9度
秒を度に変換する
度=秒/3600
例)23秒を度にするときは、23/3600=0.0064度
秒を分に変換する
分=秒/60
例)23秒を分にするときは、23/60=0.383分
度・分・秒を度にまとめて求める
例)45度54分23秒を度にするときは、45+(54/60)+(23/3600)=45.906度
上記が「度・分・秒」の計算式となります。
以上です。
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基本計算
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