角度の呼び方「度・分・秒」の変換・計算式

2020年8月13日




今日は「角度の呼び方 度・分・秒 の変換・計算式」についてのメモです。

 

機械設計をしていく上で「度・分・秒」は、回転構造物のバックラッシなどでも使われ また、機械のバックラッシは「度」では多すぎるので1度以下の角度については「分」や「秒」で表されることが多いのです。

 

「度・分・秒」については、便利な計算サイトもありますが、基本的な事ですので概要をまとめておきます。度・分・秒の定義や、違いの把握用にご利用ください。

角度の呼び方「度・分・秒」の変換・計算式

度・分・秒

基本的な「角度」について説明

角度とは角の大きさを表す量・測度のことで、角度を表す単位には「度・分・秒」がある。

英語:measure of angleもしくはangle

 

 

角度の単位「度」とは

円周を360等分した弧の中心に対する角度。

 

SI単位での呼び方:1° = (π/180) rad

度の定義:円周を360等分した弧の中心に対する角度

 

 

角度の単位「分」とは

1分は1度の60分の1の角度で、1分は円弧の21600分の1となる。

 

SI単位での呼び方:1′ = (1/60)° = (π/10 800) rad

分の定義:(1/60)度

記号: ′(プライム)

 

 

角度の単位「秒」とは

1秒は1度の3600分1の角度で、1秒は円弧の1296000分の1となる。

 

SI単位での呼び方:1″ = (1/60)′ = (π/648 000) rad

秒の定義:(1/60)分

記号: ″(ダブルプライム)

 

 

度・分・秒の計算方法(計算式)のまとめ

ここでは、度・分・秒をどう変換していくか、変換の式をメモしてきます。

 

 

度を分に変換する

分=度*60

例)54度を分にするときは、54*60=3240分

 

 

度を秒に変換する

秒=度*3600

例)54度を秒にするときは、54*3600=194400秒

 

 

分を秒に変換する

秒=分*60

例)54分を秒にするときは、54*60=3240秒

 

 

分を度に変換する

度=分/60

例)54分を度にするときは、54/60=0.9度

 

 

秒を度に変換する

度=秒/3600

例)23秒を度にするときは、23/3600=0.0064度

 

 

秒を分に変換する

分=秒/60

例)23秒を分にするときは、23/60=0.383分

 

 

度・分・秒を度にまとめて求める

例)45度54分23秒を度にするときは、45+(54/60)+(23/3600)=45.906度

 

上記が「度・分・秒」の計算式となります。

 

以上です。

 

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