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スピコンのメーターインとメーターアウトを外見で見分ける方法

2019年11月6日

今日は「スピコンのメーターインとメーターアウトを外見で見分ける方法」についてのメモです。

現場でスピコンが混在してしまった時に困りますよね。「このスピコン、どっちがメータインで、どっちがメーターアウト?」って。 今日は現場で確認しやすいように纏めています。

スピコンでメーターイン・メーターアウトの見分け方

まず先に、スピコンのメーターイン・メーターアウトを見分けるにはスピコンの記号を知る必要が有りますので、下記画像でメーターイン及びメーターアウトの記号をご確認ください。

 

https://mechanical-engineer48.com/wp-content/uploads/2019/11/スピコン_メーターイン_メーターアウト_記号

 

スピコン本体にはこのような刻印のあるものが多いと思います。この記号の見方は、「>」が広がっている方向に対して自由に空気が通過できます。逆の流れ(>の閉じている方向への流れ)が調整可能となります。

 

ただ、上記の表記だけですと「シリンダ側」と「吸気側(ソレノイド側)」がよく解らないのですが、記号とスピコン本体の関係は以下のようになります。

 

スピコンでメーターイン・メーターアウトの見分け方2

 

 

インラインスピコンは片方しかない

インラインスピコンは上記エルボタイプと違い、両端ホース取付けになるため向きを変えて利用できます。よって、自由流れ・制御流れの記号は1つしかありません。

 

スピコンでメーターイン・メーターアウトの見分け方3

 

 

また、部位シールを貼るためのプレートがあるものなどスペース的に記号の記載が難しい物には大きい矢印と小さい矢印の記号が記載されているインラインスピコンもあります。これの見方も、大きい矢印の方向に流れるのが自由空気(調整不可エア)で、小さい矢印の方向に流れるのが制御側のエアとなります。

 

https://mechanical-engineer48.com/wp-content/uploads/2019/11/インラインスピコン_メーターイン_メーターアウト_記号

 

参考:SMCとPISCOの識別説明を見る

 

片側チューブ・片側配管ネジタイプのスピコンの見分け方(参考:SMC製ASタイプ)

下の画像は「片側チューブ・片側配管ネジタイプ」のスピコンになります。このようにSMCさんの場合、本体にメーターイン・メーターアウトどちらかの記号が記載されています。このタイプのスピコンの場合は、配管ネジ側をエアシリンダのボディに直接取り付ける形となりますが、下の画像の場合「>」が広がっている方向に対して自由にエアが通過できるので、チューブからエアを入れる場合は自由空気が入り、配管側から出るエアを制御できる形になります。よって下の画像の場合配管ネジ側からホース側への流れを制御するメーターアウトというものになります。

 

https://mechanical-engineer48.com/wp-content/uploads/2019/11/SMC_メーターイン_メーターアウト_記号

 

インライン系のスピコンの見分け方(参考:PISCO製インラインタイプ)

ここではPISCOさんの説明がわかり易いのでその画像を貼って説明をします。下記画像をご確認ください。先ほどの配管ネジの付いているタイプと違い向きを替えるだけで制御方向を変えられるので、記号は一種類しかないと思います。

 

https://mechanical-engineer48.com/wp-content/uploads/2019/11/PISCO_スピコン_見分け方

 

このように、記号がある方を表側、ない方を裏側とし右側から左側へ流れるものとした時の記号で判断するそうです。おそらくこの部分はSMCさんも同じかと思いますが、ここもポイントは「>」が広がっている方向に対して自由にエアが通過で逆が制御エア側となります。

 

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エアシリンダの無接点スイッチの動作範囲は数ミリで、応差は1~1.5ミリ以下_1
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以上です。