今日は、サイクルタイムの計算・検討に利用できる「運転パターン(回転方向)における角速度・角度・所要時間の計算方法」についてのメモです。
今回は加速に対する角度についてのまとめになります。 どうぞご利用ください。
運転パターンにおける角速度・角度・所要時間の計算に必要な項目
運転パターン計算に必要な項目
運転パターンを用いてどれくらい角度が進むかを知るには以下の項目が計算に必要です。
N加速回転速度差(rpm)
G加減速時間(s)
t等速時間(s)
ts停止時間(s)
運転パターンの計算
角速度の求め方(rad)
ω角速度[rad/s]=(N/9.55)
角加速度の求め方(rad表示)
α角加速[rad/s^2]=ω/G
角速度の求め方(角度表示 )
ω'角速度[rad/s]=ω*(180/3.14)
角加速度の求め方(角度表示 )
α'角加速[rad/s^2]=α*(180/3.14)
加速時の変化角度の求め方
ω’[°]=(1/2)*α'*G^2
等速時の変化角度の求め方
ω’'[°]=ω'*t
減速時の変化角度の求め方
ω’''[°]=(1/2)*α'*G^2
走行時間の求め方
S[s]=G+G'+t+ts
走行角度の求め方
ST[°]=ω+ω''+ω'''
計算エクセルシートのダウンロード
運転パターンにおける角速度・角度・所要時間の計算_181212
以上です。
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