水平搬送する場合のLMガイド負荷計算の方法

2019年5月7日

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今日は「水平搬送する場合のLMガイド基本計算」のメモです。一般的な利用方法「2レール2ブロック」における負荷荷重の計算です。この記事では、駆動条件によって下の画像LMナットP1・P2・P3・P4にどれだけの負荷が掛かるのか計算できるようになります。

LMガイドの負荷計算

LMガイドの負荷計算に必要な条件

  • レイアウト寸法(レールスパン・ブロックスパン、推力位置)
  • 負荷条件(質量・質量中心位置)
  • 駆動条件(速度・加速時間・加速度・ストローク)
  • 使用頻度(サイクル)

 

負荷計算をする前に知っておくこと

LMガイドの負荷計算は、搬送物の質量中心位置や推力位置および起動停止時の加減速による慣性力などの作用により負荷荷重が変化するため、単純な「荷重/ブロック個数」ではないので注意してください。以下ではそれらを踏まえた計算の方法をメモしておきます。

 

LMガイドの負荷計算の順番と計算式

LMガイド負荷計算の順番と計算式はエクセルシートをダウンロードしてご確認ください。

 

計算式はTHKカタログより計算式を抜粋(主にカタログB1-61~B1-71の範囲)し、確認計算はTHKサイトの最適品選定ツールで確認しています。※若干計算結果がズレますがカタログ計算式ですと値がエクセルシートのようになりますのでご理解願います。

 

負荷の平均荷重が出たら寿命計算に移る

ここで出た負荷加重が出れば、LMガイドの寿命計算へ転用できます。寿命計算は別記事「LMガイドの走行距離寿命と時間寿命計算方法」で計算シートをシェアしているのでそちらでご確認ください。

 

最後に

今回の LMガイド/リニアガイド に関する他の記事もありますので、下記関連記事よりご確認ください。 またこのメモブログでは、関連性の高い ボールねじやモーター の計算方法もシェアしていますので、そちらもぜひご確認ください。

 

関連記事:ボールねじ
関連記事:モーター
関連記事:LMガイド/リニアガイド

 

以上です。

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