今日は「CADデータダウンロードサービスで生成される型式とカタログの表記で注意する事」についてのメモです。
先日立て続けに私が犯したミスを記事にしてみたいと思います。CADデータダウンロードサービスとカタログの関係・注意するべき事を書きますので設計初心者の方は是非読んで発注ミスを無くしていただければと思います。
CADデータダウンロードサービスの注意点
最近のCADデータサービスは、従来どおりの各メーカーからのダウンロード、ミスミからのダウンロード、CADENAS関連からのダウンロード・・・・etc だと思うんですが、最近は2DCADだけでなく3DCADも容易にダウンロードできますので非常に便利ですよね。
特に、型式を選択していく形なので非常に解りやすい。しかし、こんな注意点が有ります。(私の設計ミスより抜粋です・・・)
【例えば】THKのLMガイドの型式と本数
引用:カタログとCADENASのCADデータ選択画面
ポイント:モデルは2本であるがこの型式では2本として発注されない
昔はカタログを見てあれほど解っていたハズなのに、LMガイドが通常納期で手に入らなかった2018年辺りは別のもので補ったりしていた関係で完全に忘れていました。お世話になっている調達の方より「一本しか着てないよ?」の一言で背筋が凍りついたのを今でも覚えています。
【例えば】SMCのスライドテーブルの型式
引用:カタログとCADENASのCADデータ選択画面
ポイント:モデルの選択では可能であるがカタログには対応できないとされている
これも、お世話になっている調達の方より「SMCに注文したらこの型式無いらしいけど?」の一言で、言い訳したいが出来ない・・・という辛い経験もしました。
【例えば】PISCOのプラチェーン
引用:カタログとピスコが提供しているCADデータ
これは単純にCADモデルから型式を自動ピックアップしてくるような作業でやると違う型番発注してしまうので要注意。
結論としてカタログ確認は必要
まず、これらの発注ミスは設計側にあります。我々の作業においてCADもデータダウンロードがし易く、最近では型式などがほぼ正確に表示される事もあり、多くの人が「選択・生成した型番をコピペして」使っていると思います。しかし、私のミスにもあったように細部に至っては反映仕切れていない部分も有ります。THKやSMC・ピスコに限らず他のメーカーでも十分有りうる事なので注意してみてください。
以上です。