ロボシリンダーのコントローラー別置きと内蔵の考え方

2018年8月2日




 

今日は簡単なメモですが「ロボシリンダーのコントローラー別置きと内蔵の考え方」についてのメモです。

IAI様よりお借りしました。

 

ロボシリンダ

ロボシリンダのコントローラ

私はお客様の仕様に合わせてロボシリンダを利用する場合がありますが、ロボシリンダを選定するときにメカ設計で「コントローラ別置き」か「コントローラ内蔵」を型式で選ぶ必要があります。

 

メカ設計では基本的にコントローラ内蔵で検討

これは私の考えなので、一般的な考えに当てはまらないかもしれませんが、

 

装置仕様が決まっている場合

メカ設計側は電気仕様を確認しそれに合わせて設計します。その時にコントローラ内蔵を指定の場合があればそれで確定します。

その指示がない場合は電気屋さんに確認し、一緒に検討するのが望ましいですが、その時点において、どっちでも良い場合があれば、念のためにコントローラ内蔵で設計を進めて良いと思います。その理由は単純にコントローラ内蔵のボディの方が長いからです。

 

後からの設計変更によるロスがほぼなくなります。

 

 

装置仕様が徐々に決まる場合

最近では、装置側に求める要求も設計が進むにつれて決まってくる事があり、試行錯誤を繰り返し設計を作りあげる場合があります。そんな場合は、使うロボシリンダの軸数が始めから解っていない場合があります。

 

そんな時も、メカ設計側ではコントローラ内蔵で検討をします。先ほども言いましたがボディが長いのはコントローラ内蔵「大は小を兼ねる」です。

設計が詳細に入り出すと軸数が解ります。そのタイミングで、軸数に応じたコントローラ及びコントローラに対応するための型式を、電気側がメーカーに聞く場合があります。そのため、最終的に内蔵を選ぶかは電気側の要求を確認してください。軸数が決まると、多軸を制御するコントローラを紹介してもらえたりするためです。

 

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以上です。