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設計者が発行したメビーの型式を別の人が発注する方法

 

今日は「設計者が発行したメビーの型式を別の人が発注する方法」についてのメモです。

 

私の記憶ではミスミさん提供のメビーユーザーが増えてきたのが2023年頃で、2024年からはシステムがとても便利になってきた印象を受けます。 今この記事を書いているのが2025年1月ですが2025年は発注ボリュームによって中国調達がっきるなど低価格化への挑戦も始めたようです。

 

そのメビーですが、最近の私は設計した部品をメビーを利用して型式発行し、その型式をお客さんが入力して購入するなどをしています。

 

もちろん従来の図面送付、お客さん側で見積もり発注 という流れもありますが、この仕組みを使いだすと部品発注までの中間コストと時間が大きく削減できることがわかり、取り入れているお客様も増えてきました。

 

もしこの記事を読んでいる方がフリーランスなら、メビーを使うことで一般ユーザからの仕事を取れたり、製作機能を持たない商社さんなら製作品を加工屋さんに頼まなくても買えるようになります。 ましてや機械メーカーならとても大きな効率化が図れるんじゃないかと思います。

メビー発行の型式で部品を注文する方法

以下にメビーを使った発注手順をメモします。

 

①設計者が型式を発行する

  • 設計者が3DCADをつかって部品を設計
  • メビーで型式を発行
  • その型式を購入者に連絡する

 

設計者はこれだけです。 メビーで型式を発行出来た時点で買い物かごに入れなくても買えるもの となっています。 

 

 

細かい事をいうと、メビーで発行される型式は標準納期を目安に、単納期なら割増価格、長納期なら割引価格となっていて、いずれもオリジナルの型式が発行されます。 発行されたどの納期のモノや個数を買うかは発注者の自由です。

 

 

②その型式を使って注文する

次にその型式を受け取った発注者がすることは以下の通りです。

 

  • 型式を購入ページで入力する
  • 注文する

 

はい、これだけです。 型式の入力ページにアクセスして型式を入力します。

 

 

これでミスミにて買えますので、製作品の見積もりを取るなどの作業は必要ありません。 

 

メビーお高いんでしょ? と思う方はその価格より安く手に入る場所を探せば良いです。  ただ、一部のお客さんからは「サイコー」といわれるくらい楽です。

 

 

 

【補足】この仕組みの可能性

今日書きたかったのは以上なんですが、 この仕組みを使った可能性について今思っている事を少し書いてみます。

 

メビーの自動見積もりは設計者にとって面白さを感じる部分があります。

 

わかりやすい所で言うと、板厚やサイズで価格が変わることや、穴が減れば価格が変わる事、処理を入れれば納期が延びることを知ると、できるだけ安くする方法を探ることができます。

 

これは発注側にとってもメリットが大きいです。

 

見積もり作業、相見積もり作業のコストをほぼ取り除くことが可能となり、従来では難しかったコストダウン提案も設計者からもらいやすくなります。 基本的に納期を取れれば安く出来るんですが、さらにその確定納期が分かった上で安くする方法をギリギリまで探れるということです。

 

これは本当に便利です。

 

ただ、この仕組みを取り入れるには3DCADをもっていることが条件になります。(ちなみに私はソリッドワークス)

 

そして取り入れだすと色々壁にも当たるんですが、お客さんと築き上げたノウハウがオリジナルというか、今後の差別化にもつながると思っています。

 

以上です。