機械設計における作業フォルダの雛形

2018年8月18日




 

今日は完全個人メモ「機械設計における作業フォルダの雛形」についてのメモです。私は複数人で作業を行なう際にとても重要視しているのが、ある意味で「報・連・相」の要らない作業スペースです。今日は現時点で良い感じに機能している作業フォルダの雛形をUPしておきます。

作業フォルダ

まず先に、今回UPする資料は、私が社内での作業及び持ち出すことを意識して作ったものでして、他の方に取っては全く意味の無い情報だと思いますので、流し読みでおねがいしますね。

 

そうは言っても、それなりにスムーズさも得ているので、このフォルダ構成に行き着いたエピソードも添えようと思います。

 

作業フォルダ統一の難しさ

一人で作業する場合はフォルダ構成を気にすることはありませんが、一つの仕事を複数人で同じフォルダ内で作業する場合は以下の問題が発生します。

 

忙しさに負けて名前付けが適当になっている

僕みたいな「いちいち細かい」人にとっては、名前付けの適当さによる新旧順番がめちゃめちゃになったり、フォルダ名の意味が解らなかったり、誰が何のために作ったのかわからないフォルダだったり・・・。ちょっと気になることばかりです。一番問題なのはDRなどで外に持ち出し作業するときに意味が解らなくて結果的にDRが伸びてしまったり、良いことがないです。

 

かといって、ルールを決めても別の冊子にルールを記載したところで見なかったり、忘れてしまったり、そもそも忙しくてルールブック見れずに「フォルダにとりあえず入れといて後で直せば良いや」なんてこともあります。

 

 

旧図があるから外出時にデータ重過ぎて持ち出しづらい

作業フォルダの問題の二つ目は「ゴミと化している旧資料や旧図」です。私は現時点でかれこれ12年間設計をしていますが、そのとき使わないと判断して旧図入れた図面を掘り起こして作業を再開した経験はたぶん無いです・・。なのに、完全に捨て切れずにずっと作業フォルダ内に居続けます。

そして忘れ去った頃に見つけると「これを捨ててよいもの」なのか「捨ててはいけない旧資料」なのかが解らなくなり結局捨てることが出来ません。(私の場合)

また、社内での作業においてはデータの重さは気にならないのですが、旧資料を含むデータの重さが外出時の持ち出しの問題になります。先ほどの旧資料をいたるところに配置しているフォルダは持ち出しづらいです。必要なものは少しなのに旧資料のデータもあるので持ち出しに時間が掛かるのです。ネット経由でデータを持ち出す際には結構重要なポイントになります。

 

上記2項目による無駄な時間

上記二つによって起きる「問い合わせの時間」が本当にムダな時間だと思うんですよね・・。

  • その資料ってどこにあるの?
  • どのデータが最新?
  • 〇〇さんからもらったデータどこにある?
  • CADデータダウンロードしたヤツどこにある?

ほんの1部ですが、こういった会話は設計には関係ないので無くても良いと思っています。

 

見やすくするためのポイント

先ほどの話でフォルダの「名前付け」が適当になっている問題の解決は、フォルダ内とにかく日付を先にすると良いです。ぶっちゃけダサいですけどね・・・、僕はこれが一番良いです。日付さえちゃんとしていれば後は何でも良いです。※日付の関係ないデータは日付は不要です

二つ目の旧図の問題は、旧資料も上記「日付」を先に持ってくるスタイルであれば過去の資料は生きてきます。そして旧図もエクセルなどの資料もそのまま圧縮して「1.旧資料(圧縮保管)」に入れます。DRなどに持ち出す際は、最低限必要な物として「2~5」までを持ち出せば、不要であるデータは持ち出さずに済みます。

 

  • 2_受取提出:お客様との過去のやり取りの話
  • 3_設計データ:現状の設計データ
  • 4_資料:購入品関連・議事録・その他情報
  • 5_計算・解析・試験:設計根拠などの情報

 

作業フォルダのダウンロード

ここでは上記作業フォルダをダウンロードしていただけます。

なぜ「作業フォルダの雛形」をUPするかというと、先ほども書きましたが、ある意味で「報・連・相」の要らない作業スペースは広範囲での作業に向いていると思いますので、今後ご一緒に作業していただく方が遠方の場合や、すぐに打合せできない状態でも作業フォルダから出きるだけ読み取れるようにするた為の準備です。

 

 

以上です。

 

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