今日は「タマディックさんの設計十訓より:機械設計者の心得十カ条」についてのメモです。
私たち設計者はどうあるべきか。
私がこれをみて、普段意識しているが言葉にならなかった事 や 知らなかった・これから意識していこうと思える内容でしたので、設計者としてあるべき姿を知りたい方、設計十訓を知らない方は、是非確認してみてください。
機械設計者の設計十カ条:設計十訓
設計十訓の内容
早速ですが、設計十訓をメモしておきます。
- 依頼者の気持になり切れ
- 設計諸元を再度確認せよ
- 期限は最も重要な仕様である
- 計算記録は明確に残せ
- 設計推移は記録せよ
- 自分の図面に責任を持て
- 図面に個性を出すな
- 反原則設計は充分意見を聞け
- アイデア 工作法 製図の絶えざる研究
- 一つの考えに拘わるな
設計十訓の歴史
この設計十訓は、株式会社タマディックさんに60年以上前から伝わる基本事項のようです。
引用:タマディック様HPより
1957.7 森實 千馬太氏が設計事務所を開業。『設計十訓』を制定する
1957年7月、森實 千馬太が横浜市磯子区で機械製図とトレースを主な事業とする設計事務所を個人で開業した。ここに、その後中堅企業として着実な歩みを続ける株式会社多摩技研、株式会社タマディックのルーツが誕生したことになる。設計事務所開業の翌8月、森實 千馬太は自らの技術者としての実体験に基づいて「設計技術者はどのような心構えをもって作業に臨むべきか」を熟慮し、その基本事項を『設計十訓』として制定。この『設計十訓』は、制定後60年以上を経過した現在でも、社員の心に脈々と生き続けている。
なんか素敵なお話ですよね。 きっとタマディックさんは素晴らしい会社なんだろうと思います。
設計十訓について思うこと
私たちの機械に関連するお仕事って本当に難しいと思ってるんですが、技術的な知識・経験も多く必要ですし、多くのお客様・人との付き合い方も難しいことが多い。
私がこれら十訓を眺めて嬉しかったのが、それらに対してやるべきことを具体的に説明してくれていることです。
これを読んで、思い当たる事って沢山あると思うんです。もちろん、扱う製品や設備によって細かく取り組む内容は違うので、その思い当たる事も設計者ごとに違うと思います。この設計十訓は昔からあるものですが、現役の私から見て今でも全部必要だと感じると言うことは、これから先も大切な事なんじゃないかな?と思います。
そんな形で、今日はここにメモさせて頂きました。以上です。
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