ここでは「サニタリー管とフェルール継手寸法表」についてメモしています。
サニタリー管は JIS G 3447 に「酪農や食品工業などに用いるステンレス鋼サニタリー管」として規定されています。 そのサニタリー管に溶接して使われるフェルール継手は市販品として売られています。
私たち設計者は、このサニタリー管(外径呼び)とフェルール継手(S呼びと外径呼びの両方)で合致サイズを把握するのに手間が掛かりますので、ここではそれらが見やすいように表にして記載しています。
サニタリー管とフェルール継手の寸法表
※この表はフェルール継手は大阪サニタリー様のサイズ記載、ステンレスサニタリー管はJIS規格を合わせて独自に作成しています。
補足①:フェルール継手のサイズ「S」について
フェルール継手の「S」はサニタリーサイズを表示しています。 サニタリーとは 日本独自の表記で衛生設備指す んですが、サイズはインチベースとなり、上記の表にあるように
- φ25.4=1S=1インチ
- φ38.1=1.5S=1.5インチ
- φ50.8=2.0=2インチ
となり、設計上「インチ」での会話もあるので「インチ=S」で覚えておいても良いと思います。
補足②:ステンレスサニタリー管の種類と成分
ちなみにですが、JIS G 3447 に規定されるステンレスサニタリー管の種類別成分は以下の通りです。
以上です。