今日は「ずっとリモートワークしているから解る。機械設計業務を遠隔地で成功させる為に僕が思うこと」についてのメモです。
先日、こんな呟きをしました。
【リモートのコツ】
☑️リモート前(両者で)
・納期の設定
・その時の成果物品質設定
・未達時の作業設定☑️リモート中
・放置
☑️納期の日(両者で)
・成果物の確認
・未達は設定作業を行う✳️ポイント
成果物の品質文章化と、未達時の追加作業もしくはペナルティの強度を両者納得の設定を。— ENGINEER48 (@48_engineer) April 16, 2020
【リモートのコツ】
☑️リモート前(両者で)
- 納期の設定
- その時の成果物品質設定
- 未達時の作業設定
☑️リモート中
- 放置
☑️納期の日(両者で)
- 成果物の確認
- 未達は設定作業を行う
✳️ポイント
成果物の品質文章化と、未達時の追加作業もしくはペナルティの強度を両者納得の設定を。
私は会社員の頃からリモート作業をしていたので、現時点でのリモートワーク歴は4年。
今は個人事業主としてお客様と基本的にリモートワークをしています。一定期間リモートワークを継続できているの出、リモートワークのコツは押さえているんじゃないかと思っています。
今日のメモは、それら実績のなかでのまとめとなります。 ※あくまで私個人の意見になりますのでご了承ください。
機械設計のリモート作業
機械設計業務をリモートワークで行うためにやるべき事は大きく分けて3つ。
- リモート前にやること
- リモート中にやること
- リモート後にやること
の3つでやるべき事を抑える事が大切だと思います。では、以下にその3つを説明していきます。
リモートワーク前やること
リモートワーク前にやることは以下の3つ。
- 納期の設定
- その時の成果物品質設定
- 未達時の作業設定
これを両者で決めます。
納期はもちろんですが、成果物の品質をどう伝えるかがポイントとなり、未達時の追加作業もしくはペナルティの強度を両者納得の設定をするのが必要です。ペナルティとは、お互いに課せられる物という認識がよいかと思います。これは金額的なペナルティではなく、求められる成果物の品質に達していない場合は追加作業などが発生しますのでそういった部分です。
具体的な例えでいうと、
- △月◯日◇時を納期に設定
- 計画組立図、先行手配品の型式確定
- 納期に間に合わなかったら次の日の朝までに完成させる
といった形です。
リモートワーク中にやること
私がリモートワーク中に両者がやるべきことは仕事に集中する為の放置が基本で良いと思っています。作業する私の考えとしては、質の良い成果物を上げる為にあらゆることを融通させて貰えると嬉しいですし、私がお仕事の管理をする場合は融通させます。例えば
- 働く時間帯を決めない(こちらから指定しない)
- 毎日の成果物を送らない(こちらから求めない)
などです。
リモートワークで仕事を振る側でよく聞くのは、毎日のレポート、日報、進捗を連絡させる管理方法に関しての内容です。
ですが、個人的にこの管理は疑問のある所で、実は仕事を振る側と振られる側のしたい事が逆というのが現実ではないかと思います。機械設計はカテゴリが変われば成果物に対してのアプローチも変わると思いますし、最近は3DCADの普及で最後の最後までどこまで進んでいるのかを計りづらい状態になっている場合もあります。
時には、前日はそれなりに出来ているのが確認取れたのに、次の日は空中分解している時があったりするわけです。もちろん計算は1日で終わらない場合があるので、それに対して「モデルが進んでない」と勘違いされても困りますし、設計は周辺との関係もあるので、書くにも読み取るにも熟考する必要があります。毎日の提出物が中途半端なものに対して思いついた構造を提案しても的を得ていない場合もあるのです。
また、8時間のうちの1時間を進捗報告用に時間を使うのも勿体ないというのもあります。進捗確認側もその内容をみて状況を正しく理解できない場合もありますから、毎日はやめて、納期までの間、多くて3日に1回オンラインでじっくり会議をするなどの状態が良いかと個人的には考えています。だから、定期的なDRは行うが随時監視はしない。リモート前に成果物の品質を適切に伝えて放置です。
もちろん仕事の成果物が不安な部下もいるワケですが、その人材に対して随時把握する必要があるなら、リモート前に行う「成果物の説明」をより充実させる方が良いと思います。あと、仕事を振る側は常に心配していますので、過剰にならない程度・設計に対しベストなタイミングで我々作業者は進捗を自主的に連絡を入れ、自主的に管理されに行ってください。
リモート終了・納期日にする事
リモートワークの納期日は以下の2つ。
- 成果物の確認
- 未達は設定作業を行う
です。そしてリモートワークにおける問題が起きるのはここですよね。思ってたのと違う成果物が出てくる可能性と、順調だが設定していた成果物に到達していない場合が考えられます。機械設計の内容を具体的な内容で例えると
- 社内ルールから外れている(直す必要あり)
- 説明したはずの事が出来ていない(直す必要あり)
- 機能を満たしていない(直す必要あり)
- 納品後にベストな方法が別に見つかってしまう(出来れば直したい)
などです。(他にも沢山ありますよね)
この問題に対しては、リモートワーク前のポイントだった 成果物の品質説明と、未達時の追加作業・ペナルティの強度を両者納得の設定が出来ているか が、ここに来て効いてきます。
つまり、ここで問題が起きるのは想定範囲内となります。納期日に、未達の成果物を完成させるためのペナルティである追加作業をどう取るかは振る側の判断ですね。ここまで決めた上でリモート作業前に作業者へ説明しておくのです。
最後に
最後にもう一度。
今日メモした内容は私の個人的な意見であり、他の仕組みを否定する内容ではありません。この機械設計の業界も、これからリモートワークが増えてくると思いますが、私としてはどんどんリモートワークが普及していけば良いと考えています。
以上です。