今日は、ソリッドワークスの操作における「部品表で解体する方法と解体を解除する方法」についてのメモです。
ソリッドワークスユーザー以外では聞きなれない言葉かもしれない「部品表で解体」ですが、これは部品表の種類でツリーの表に出ている部品(トップレベルにあるサブアセンブリや部品単体)を拾って部品表に出すパターンと、ツリー内のサブアセンブリを無視して全個部品を出力するパターンの中間で利用する時に利用するテクニックとなります。
例えば 通常トップレベルで部品表を出している場合に、やむおえず一部のサブアセンブリの個部品だけを部品表に出したい場合など、そのツリー内のサブアセンブリを部品表で解体扱いにして部品表出力する方法です。
部品表で解体
操作は以下の通りです。
部品表で解体する方法
- 部品表で解体したいサブアセンブリを開く
- サブアセンブリのツリー上にあるコンフィギュレーションを開く(解体したいコンフィジュを選択)
- プロパティを開き、昇格にマークを付ける
部品表で解体するとこのように表示される
解体前の部品表(サブアセンブリが表示されている)
解体後の部品表(サブアセンブリが消えて個部品が出てくる)
最後に。部品表について思う事
最後に少しだけ部品表について触れておきたいと思います。
ソリッドワークスに限らず3DCADを扱う場合、部品のカウントだったり細かいところまで表示させられるメリットがあります。 私はこれまで多くのソリッドワークスユーザーのやり方を見てきたわけですが、この部品表の扱いは各企業それぞれでした。
トップ表示の所もあれば、私のように個部品全部表示させる会社さんもあります。 もちろん使い方は各自の自由なので良いですが、例えば今回のような「部品表で解体」というテクニックは本人が解っていても他の人から見たら不思議な現象になります。 ここで重要だと思うのは、無いものを探すことは困難だが、あるものを消すのはたやすいという考えです。
設計から製作のフローにおいて一番時間を要するのが手配に関わる時間です。 設計においてはサブアセンブリ化することで設計効率のUPが見込めますが、今回の「部品表で解体」というのは無いものをあえて出す作業となるので一度忘れたら他者が見つけ出すのが困難です。
そうではなくて、常に個部品を出すことをルールとすれば手配漏れが一気に減りますので、個部品出力の部品表を私はおすすめしています。
以上です。