LMガイドを1軸1ブロックで利用するときの負荷計算(水平使用)

2017年1月5日




今日は「LMガイドを1軸1ブロックで利用するときの負荷計算(水平使用)」のメモです。ここではLMガイド(リニアガイドにも使えます)を1ブロックで利用するときの計算方法と計算エクセルシートを残します。どうぞご利用ください

LMガイドを1軸1ブロックで水平利用する場合

LMガイド(リニアガイド)を1ブロックで利用する際に、LMのブロックの中央に荷重が掛かるのではなく、荷重位置をオーバーハングして利用するときがあります。この時、ブロック単体にモーメント荷重が掛かるので単純な負荷荷重が作用する荷重となりません。以下の内容を考慮し設計を行うことが必要です。

 

負荷荷重が影響するLMガイドの寿命

1軸に対してLMブロック一つの場合、局部的に負荷が大きくなってしまうためLMガイドの寿命を縮めてしまいます。

 

LMガイドにモーメントが掛かる時モーメント等価係数を利用して等価荷重を計算する

LMガイド1軸に対して1ブロックで利用の場合は、モーメント荷重により負荷がどれくらい大きくなるのかを把握するため、モーメント等価係数を負荷モーメント値に乗じて等価荷重を計算する必要があります。

モーメント等価係数は、ブロックの各方向において定格荷重を許容モーメントで割ったものになります。このモーメント等価係数はLMガイドメーカーの各型式別に数値が提供されていますのでそれを利用し等価荷重を計算するのですが、等価係数は荷重方向(圧縮側or引張り側)により値が違うので注意が必要です。

 

LMガイドに掛かる局部負荷の違い

モーメント荷重が掛かる場合、ブロックの場所によって掛かる負荷が違います。それらを確認し、どこに一番負荷が掛かっているのか把握しLMガイドを選定する必要があります。

 

LMガイド(リニアガイド)を1ブロックで利用するときの負荷計算方法

 

水平負荷の場合
ポジション1:負荷荷重+ピッチング方向圧縮モーメント等価荷重+ローリング方向圧縮モーメント等価荷重
ポジション2:負荷荷重-ピッチング方向引張モーメント等価荷重+ローリング方向圧縮モーメント等価荷重
ポジション3:負荷荷重-ピッチング方向引張モーメント等価荷重-ローリング方向引張モーメント等価荷重
ポジション4:負荷荷重+ピッチング方向圧縮モーメント等価荷重-ローリング方向引張モーメント等価荷重

 

計算エクセルシートダウンロード

ここでは、今回利用した負荷計算のエクセルシートをダウンロードできます。どうぞご利用ください。

 

以上です。

 

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